この記事では、Kontaktのラックにロードされた各音源の出力をLogic Pro Xミキサーの個別のチャンネルにルーティングする方法について解説します。これにより、各チャンネルを個別にミックスできます。
LogicでKontaktのパラアウトを設定するには、以下の手順に従ってください:
- Logic Pro XにKontaktをロードする
- KontaktのOutputセクションを設定する
- Logic Pro XでKontakt用のインストゥルメントアウトプットチャンネルを作成する
- Kontaktで音源ごとに別々のアウトプットを割り当てる
注意:以下の手順は、Kontaktの最近のすべてのバージョンに適用されます。Kontakt 6をご使用の場合は、プラグインとして「Kontakt」を選択し、同じ設定を行ってください。
Logic Pro XにKontaktをロードする
- Logicでソフトウェア音源トラックを作成します。
- Kontaktをマルチ出力プラグインとしてロードします:
インストゥルメント > AU音源 > Native Instruments > Kontakt > マルチ出力 (16xステレオ)
注意:この例では、16の個別のKontakt出力チャンネルが使用可能であるマルチ出力(16xステレオ)が選択されています。
KontaktのOutputセクションを設定する
- Kontaktが開いたら、WorkspaceメニューのOutputsにチェックを入れ、Kontakt画面下部にOutputセクションを表示します。
- Kontaktウインドウ下部に表示されたOutputセクションで「+」ボタンをクリックし、Outputsオプションダイアログを表示します。
-
Quantityフィールドをクリックしたままマウスを上下にドラッグし、追加したい新規マスターチャンネルの数を選択します。Number of channelsは新たに作成するチャンネルがモノラルの場合は1、ステレオの場合は2に設定してください。この例では、ステレオアウトプットチャンネルを合計8つにするため、Quantityを8に、Number of channelsを2に設定します。
-
Soundcard / Host outputドロップダウンメニューではst. 1 [1]を選択します。
- 以下のボックスにチェックを入れます:
- Ascending output assignment
- Delete existing channels before creating new ones
- Make this your default configuration
OKをクリックして確定します。 - ここまでの設定が正しく行われていれば、Output Configuration was saved as defaultというメッセージが表示されますので、OKをクリックします。
これでKontaktのOutputセクションには8つのマスターチャンネルアウトプットが表示され、それぞれがLogic Pro Xの異なるステレオアウトプットにルーティングされます。
Logic Pro XでKontakt用のインストゥルメントアウトプットチャンネルを作成する
- Logic Pro Xでミキサーを表示します。
-
Kontaktインストゥルメントトラックの右下にある+アイコンをクリックします。クリックするたびにAuxトラックが追加されますので、7つの新しいAuxトラックを作成してください。各AuxトラックのInputは、昇順で異なるKontakt出力チャンネルに自動的に割り当てられます。
Kontaktで音源ごとに別々のアウトプットを割り当てる
- Kontaktにロードした各音源に別々のアウトプットを割り当てます。ラックにインストゥルメントをロードすると、デフォルトでは最初のステレオアウトプットSt.1に自動的に割り当てられます。音源ごとにアウトプットを変更するには、ヘッダーにあるOutputセクションをクリックし、アウトプットを変更してください。この例では、Retro Maschinesをst.2 [2 ch. routed 3|4]という名前の2つ目のステレオアウトプットにに割り当てています。
- ラックにロードしたすべての音源に対してこの設定を繰り返し、それぞれのステレオアウトプットを選択してください。
これでKontaktを再生すると、各出力がLogicのそれぞれのAuxトラックを通って再生される事になります。