注意:この機能には、最新バージョンのMASCHINE 2およびMASCHINE 2 FACTORY LIBRARYが必要です。2.6.0〜2.8.7のバージョンのMASCHINE(FACTORY LIBRARYバージョン1.3.0〜1.3.2)を使用する場合は、このガイドと併せて、本記事の最後に添付されているzipファイルを使用してください。2.6.0より古いバージョンのMASCHINEには、この機能は含まれていません。
MASCHINEには、ご使用のMIDIハードウェア楽器(シンセサイザー、ドラムマシンなど)をプラグインのようにコントロールするMIDI CC機能が導入されています。
本記事では、一般的なデバイス用MIDIプリセットライブラリにアクセスして使用する方法について解説します。
この記事ではさらに、外部機器のオーディオ出力をMASCHINEのSoundスロットに戻す方法も解説します。これにより、MASCHINEのエフェクトを使用したり、MASCHINEのサンプラーで録音したオーディオを操作したりすることができます。
MASCHINEブラウザからMIDIプリセットにアクセスする
最新バージョンのMASCHINE 2ソフトウェアとMASCHINE2 FACTORY LIBRARYを使用している場合、MIDIプリセットはMASCHINE 2ブラウザから直接確認できます。
- File TypeセレクタでAll Groupsを選択した上でMIDI Extをクリックします。
これにより、MASCHINE Groupのパッドでハードウェアドラムマシンを制御するためのプリセットのリストが表示されます。メーカー(Elektron、Rolandなど)を選択することで、関連するプリセットのみを表示することもできます。 - File TypeセレクタでAll Soundsを選択した上でMIDI Extをクリックします。
これにより、ハードウェアシンセサイザー、ハードウェアエフェクトユニット、またはドラムマシンの特定のサウンドをコントロールするためのプリセットのリストが表示されます。
Drums Ext.、FX Ext.、Instruments Ext.を選択してリストを絞り込むこともできます。これでTYPESの別カテゴリが開き、そこからメーカー別に絞り込むことができます。下図の例では、すべてのシンセサイザーをリスト表示しています: - 項目をダブルクリックしてMIDIプリセットをロードしてください。
MASCHINEからハードウェア機器にMIDI出力を送信する
- シンセサイザーまたはドラムマシンに対応するMIDIプリセットをダブルクリックします。この例では、Roland JU-06シンセサイザーのプリセットをSoundスロットにロードしています。
注意:シンセサイザーやドラムマシンの特定のサウンドだけをコントロールしたい場合は、Soundスロットを使用する必要があります。
- ControlエリアでChannelアイコンをクリックし、Sound > Output > MIDIを開きます:
- Dest.上部のフィールドをクリックし、外部機器にMIDIデータを送信するために使用するMIDIポートを選択します。利用可能な出力は、MASCHINEのPreferences > MIDI > Outputで選択されている設定に対応したものです。この例ではMachine MK2 Outを選択しています:
- 外部機器が1以外のチャンネルでMIDIを受信している場合は、Channel上部のフィールドをクリックして設定を変更できます。
- コントロールエリアでMacroアイコンをクリックし、使用可能なシンセパラメーター(コントロールエリア右側にあるノブページ)にアクセスします。
これでMASCHINEが外部シンセサイザーをコントロールするように設定されました。MASCHINEコントローラーのノブでシンセサイザーのパラメータを調整することも可能です。
外部機器からのオーディオをMASCHINEにルーティングする
- 外部機器からのオーディオをルーティングする専用のSoundスロットを選択します。
注意:Groupプリセットをご使用の場合、別GroupのSoundスロットを選択する必要があります。(例えばGroup内で16のSoundスロットが使用されている場合)
-
Channelアイコンをクリックし、Sound > Input > Audioを開きます。
- Source上部のフィールドをクリックし、外部機器の出力が接続されているオーディオインターフェースのインプットを選択します。利用可能なインプットは、MASCHINEのPreferences > Audio > Routings > Inputで選択されている設定に対応したものです。この例ではIn 1 L+Rを選択しています。
接続された楽器を演奏すると、Soundスロットを通じてオーディオ出力が聴こえます。
Groupの設定を保存する
MASCHINEで外部楽器を使用する度に上記の手順を繰り返す必要がないよう、以下の方法でGroupを保存してください:
- GroupリストでGroupを右クリックし、コンテキストメニューからSave As...を選択します。
- Groupをお好みの名前に変更し、Groupプリセット(.mxgrp)ファイルとしてMASCHINEのStandard User Directoryに保存します。
- Mac OS: Macintosh HD > ユーザ > ユーザ名 > 書類 > Native Instruments > Maschine 2
- Windows: C: > ユーザー > ユーザー名> ドキュメント > Native Instruments > Maschine 2
- プリセットを再度ロードするには、MASCHINEのFile TypeセレクタでAll Groups(またはAll Sounds)を選択した上でUser Content(人型アイコン)を選択し、プリセットの項目をダブルクリックしてGroup(またはSound)をロードしてください。この例において、プリセットの名前はMy_JU-06_Presetです。