要件:MASCHINE 2.6.0もしくはそれ以降
MASCHINE 2.6では、MIDIハードウェア楽器(シンセサイザー、ドラムマシンなど)をプラグインのようにコントロールするMIDI CC機能が導入されています。
本記事では、ご使用外部MIDI機器のパラメータをコントロールするために、MASCHINEのSoundスロットにMacroを設定する方法をご案内します。これによりMASCHINEのシーケンサーで外部機器をシーケンスし、MASCHINEのノブでパラメータをコントロールすることが可能となります。
- 外部MIDI機器にノートとMIDI CCを送信するために使用する空のSoundスロットを選択します。
- コントロールエリアでチャンネルアイコンをクリックし、Sound > Output > MIDIを開きます。
- Dest.上部の項目をクリックし、外部機器にMIDIデータを送信するMIDIポートを選択します。利用可能な出力ポートは、MASCHINEのPreferences > MIDI > Outputの設定が反映されます。下図の例ではMaschine Controller MK2を選択しています。
- Channelでは、ご使用MIDI機器が反応するMIDIチャンネルを選択してください。
- コントロールエリアでMacroをクリックします。
- Assignmentエリアを開くために下向きの矢印をクリックし、Pagesを選択します。これで8つのMacroスロットを備えたMacroページのPage 1が表示されます。
- ご使用外部機器のパラメータをコントロールするために使用するMASCHINのノブに対応する、空のMacroスロットを選択します。
- Selectドロップダウンメニューをクリックし、MIDI > MIDIを選択します。
- MIDIポップアップメニューでは、ご使用MIDI機器のパラメータに該当するMIDI CCを選択してください。どのMIDI CCがご使用機器のパラメータに該当するかについては、ご使用MIDI機器のMIDIインプリメンテーションチャートをご確認ください。通常は製品マニュアルの末尾に記載されています。下図の例では、Bassstationのフィルターカットオフフリーケンシーをコントロールするため、これに該当するMIDI CC 105を選択しています。
- Macroノブの下部にあるCC番号をダブルクリックすることで、MIDI CCナンバーの名前を変更することができます。この例ではBassstationのカットオフフリーケンシーをコントロールするMacroであるため、Cutoffに変更しました。
- MASCHINEのノブでコントロールしたい外部機器のパラメータに対して、手順7から10を繰り返し設定します。8つ以上のパラメータが必要な場合は、現在選択されているページの隣にある「+」ボタンをクリックして、追加のMacroページを作成してください。
- すべてのMIDI CCを設定すると、MASCHINEコントローラーの対応するMacroノブが、ご使用機器のパラメーターをコントロールします。Macroページにアクセスするには、MASCHINEコントローラーで次のボタンを選択してください:
- MASCHINE STUDIO: CHANNEL + SOUND (Button 3) + MACRO (Button 5 / 6)
- MASCHINE MK2: CONTROL + SOUND (Button 3) + CHANNEL (Button 5) + MACRO (Button 7 / 8)
- MASCHINE MIKRO: SOUND (F3) + CHNL (NAV + F2) + MCR (NAV + Master Encoder)
- MASCHINE JAM: MACRO
- ご自身の設定を今後使用するために保存するには、使用したSoundスロットを右クリックしてSave As…を選択します。
MASCHINEのパッドを使用してドラムマシン全体をコントロールする場合は、追加の設定が必要となりますのでご注意ください。デフォルトで各パッドのルートノートはC1となっていますが、ご使用のドラムマシンが異なるMIDIノートに反応する場合、Transposeノブ(Sound > Output > MIDI > Transpose)を使用して、各Soundのルートノートを昇順に調整する必要があります。また、手順3と4で解説したように、すべてのSoundスロットで適切なMIDI Dest.とMIDI Channelも設定する必要があります。