この記事では、Komplete Trutorialの動画The Jackhammerで紹介されている、サブベースサウンドを作成するためにMassiveを設定する方法についてご説明します。
このセットアップで説明されているサンプルパッチは、この記事の末尾にある添付ファイルとしてダウンロードできます。
準備
新しいパッチを作成し始める際、目的のアトリビュートを持つプリセットサウンドを選択すると便利です。この場合、十分な量のサブベースが必要ですので、Massiveをロードして、Plucked Subプリセットを選択します。
- マッピングされたすべてのマクロ、LFO、エンベロープをOSC1、OSC3、Filter 1、Filter 2からOFFに切り替えることで、プリセットの既存のルーティングの一部を取り消します。これを行うには、いくつかのパラメータの下に表示されている小さな色の数字を右クリックし、OFFを選択します。
-
OSC2の左にある小さな青いボタンを押して、Oscillator 2を無効にします。
- 同じ方法でInsert 2を無効にします。
- 画面中央でROUTINGを選択し、点灯しているInsertをクリックしてすべて無効にします。
オシレータ
-
OSC1セクション上部にある一番左のドロップダウンメニューを使用して、一つ目のオシレータのウェーブテーブルをCrudeに切り替えます。右側のドロップダウンでは、オシレータモードをFormantに設定します。Pitchの値を-24.00になるまで下にドラッグし、オシレータをオクターブ下に下げます。OSC1のWt-position、Intensity、Ampのパラメータは下図のように設定してください。
- OSC1セクションの右側にあるRouting Faderを使用して、信号を完全にFilter 1(F1)に送信するよう設定します。
- OSC3のウェーブテーブルをDeep Throatに切り替え、Pitchを-13.00に設定します。OSC3のWt-position、Intensity、Ampのパラメータは下図のように設定してください。
- OSC3セクションの右側にあるRouting Faderを使用して、信号を完全にFilter 2(F2)に送信するよう設定します。
フィルター
- 左にあるFilter Input Faderをスライドして下げ、両方のフィルタが同時に入力信号を処理するように、並列フィルタルーティングを設定します。
- FILTER 1の上部にあるドロップダウンメニューからは、Bandpassモードを有効にします。フィルターのCutoff、Bandwidth、Resonanceパラメータは下図のように設定してください。FILTER 1のOutput Faderも下図のように60%あたりに設定します。
- FILTER 2はLowpass 2モードに設定し、CutoffとResonanceパラメータは下図のように設定します。
LFO
LFOを割り当てるには、その横にあるモジュレーションハンドル(小さな緑色の十字)をクリックし、LFOに変調させたいパラメータの下にある小さな暗い四角形の1つをクリックします。選択したLFOに対応する緑色の数字がボックスに表示されます。 LFOの割り当て範囲に設定したパラメータにLFOの影響範囲を設定するには、この緑色の数字からカーソルを上下にドラッグします。この範囲はパラメータのつまみの周りに緑色のリングで表示されます。Oscillator Pitchなどの数値表示の場合は、緑色の数字の隣に新しい数値が表示されます。
MassiveでLFOやEnvelopeを設定するには、画面中央の青や緑のラベルをクリックして、編集パネルを開きます。
このパッチでは、LFOが以下のように設定され、割り当てられています。
5 LFO
- SyncとRestartのスイッチを入れ、Ratioを1 / 24に設定します。
- Decayのフェーダーを50%あたりに設定します。
- 上のLFOをSineに設定し、Curve Graphic Displayを使用して下図の位置にドラッグします。
- 上のLFOはSquareに設定し、Curve Graphic Displayを使用して下図の位置にドラッグします。
- 下図のように、5 LFOをFilter 1のCutoffにマッピングします。
6 LFO
- SyncとRestartのスイッチを入れ、Ratioを2 / 2に設定します。
- Attackのフェーダーを0%に設定します。
- 上のLFOをSawに設定し、Curve Graphic Displayを使用して下図の位置にドラッグします。
- 下のLFOをSineに設定し、Curve Graphic Displayを使用して下図の位置にドラッグします。
- 下図のように、6 LFOをOSC1のIntensityにマッピングします。
7 LFO
- SyncとRestartのスイッチを入れ、Ratioを1 / 32に設定します。
- Decayのフェーダーを0%に設定します。
- XFade Curveスライダーを0%に下げます。
- 上のLFOをSawに設定し、Curve Graphic Displayを使用して下図の位置にドラッグします。
- 下のLFOはドロップダウンメニューからTriplet Rampsを選択し、Curve Graphic Displayを使用して下図の位置にドラッグします。
- 下図のように、7 LFOをOSC1のWt-Positionにマッピングします。
8 LFO
- SyncとRestartのスイッチを入れ、Ratioを1 / 1に設定します。
- Attackのフェーダーを0%に設定します。
- Ampパラメータを100%に設定します。
- XFade Curveスライダーを0%に下げます。
- 下図のように、両方のLFOをSquareに設定します。
- 下図のように、8 LFOをフィルターセクションのMixフェーダーにマッピングします:
エンベロープ
- 下図の赤枠で囲われているMorphポップアップメニューからTriangle 1.5を選択し、Morphパラメータが0%になっていることをご確認ください。
- ノブやポイントを手動で調整して、下図に近い曲線を描いてください。エンベロープカーブの編集の詳細については、Massiveマニュアルの4.8.2章をご参照ください。
-
1 EnvをOSC3のPitchに、0.53の値でマッピングします。
- 下図のように、3 EnvをFilter 1のResonanceにマッピングします。
Keytracking Oscillator
Keytracking Oscillatorタブでは、入力されるMIDIノートのピッチに関連して、オシレータのピッチレスポンスを設定できます。
- 画面中央のKTR OSCタブをクリックして、Keytracking Oscillator編集パネルを開きます。
- 水平線に沿って点をドラッグして、下図のような勾配を描いてください。
Keytracking Oscillatorの詳細については、Massiveマニュアルの4.8章をご参照ください。