この記事ではTRAKTOR PRO 2にMASCHINEを同期させる方法についてご説明します。
TRAKTORでMIDI Clockを有効にする
- TRAKTORのPreferencesからMIDI Clockを開きます。
- Send MIDI Clockのオプションを有効にします。
TRAKTORの仮想ポート設定
OS Xでの仮想ポート設定
- PreferencesのController Managerを開き、Deviceの下にあるAdd...をクリックして、Generic MIDIを選択します。
- In-PortはNoneを選択し、Out-PortはTraktor Virtual Outputを選択します。設定が完了したらPreferencesを閉じます。
Windowsでの仮想ポート設定
WindowsではTraktor Virtual Outputを利用できないため、サードパーティ製ソフトウェアをインストールする必要があります。こちらからダウンロード可能な無償の仮想MIDIデバイスLoopBe1の使用をお薦めします。
- PreferencesのController Managerを開き、Deviceの下にあるAdd...をクリックして、Generic MIDIを選択します。
- In-PortはNoneを選択し、Out-PortはLoopBe Internal MIDIを選択します。設定が完了したらPreferencesを閉じます。
TRAKTORのマスタークロック設定
- TRAKTORのメイン画面のグローバルセクションにあるメトロノームのアイコンをクリックして、Master Clockパネルを表示します。
- Master ClockパネルでAUTOを無効にし、MASTERを有効にします。これでTRAKTORの内部クロックがクロックマスターとなります。
MASCHINE 2のMIDI Clock Syncを有効にする
- MASCHINE 2をスタンドアロンで起動します。
- Preferencesを開きます。
- MIDIのInputを開きます。
- Mac: Traktor Virtual Outputのチェックをオンにします。
Win: Loop Be Internal MIDIのチェックをオンにします。 - SyncのModeをSlave (Receive Clock)に設定します。
- Preferencesを閉じます。
MIDIクロック再生を開始する
- MASCHINEで何かPatternをロードまたは作成してください。
- TRAKTORに戻り、MASTER ClockセクションのSENDにある再生/一時停止ボタンをクリックしてMIDI Clockを送信してください。
これでMASCHINEはTRAKTORのMASTER Clockに同期して再生を始めます。TRAKTORがクロックマスターとして動作している場合、TRAKTORのMaster Clockパネルで両方のアプリケーションのテンポを変更できます。また、TRAKTORのデッキでSYNCを有効にすれば、TRAKTORのMaster Clockにデッキを同期させることもできます。
注意:TRAKTORのSending Offsetパラメータ、MASCHINEのClock Offsetパラメータは、MIDIクロック同期中に発生する可能性がある僅かなズレを補正することができます。更に詳細な情報につきましては、TRAKTOR 2 / MASCHINE 2マニュアルをご参照ください。