Native Instrumentsは、NIアプリケーションの使用状況データを自動的にトラッキング可能にするUsage Data Trackingテクノロジを導入しています。
実際の使用状況におけるNative Instrumentsアプリケーションのパフォーマンスを解析するのに有益なデータを収集するツールであるため、Data Trackingを有効にしていただくことをお勧めします。
Usage Data Trackingからどのような恩恵を得ることができますか?
品質向上
Native Instrumentsではすべての製品の品質と安定性を確保するために組織的に検証を実施していますが、すべてのコンピュータ環境(市販、または自作)でテストすることは不可能です。Usage Data Trackingによって収集されたデータは、技術的な問題が生じた場合、どのような環境に弊社ソフトウェアがインストールまたは操作されたのかを識別するのに役立ちます。データの収集を有効にすることでNative Instrumentsは、より迅速かつ効率的に問題の要因を特定し、修正することができるようになります。
使用事例を解析する
弊社のアプリケーションと併用されるコンピュータシステムや外部ハードウェアに関する情報は、セットアップやユーザビリティーの問題を明確にし、弊社における製品開発向上につながります。そして使用状況のデータを共有することによって、弊社製品の構成内において特定の使用事例が強化されることになります。
どのような種類のデータがトラッキングされるのでしょうか?
送信されるすべてのデータは仮名化され、個人を特定可能にするデータは含まれません。より詳しい情報に関しては、こちらの弊社プライバシーポリシーをご参照ください。
トラッキングされるデータ
Usage Data Trackingによって送信されるデータは以下となります:
- システムプロファイル
- 現在の場所(国と都市)
- ソフトウェアとの相互作用に関するデータ(例:実行した操作や接続されたオーディオインターフェースなど)
トラッキングされないデータ
以下のデータはUsage Data Trackingによって収集されません:
- ユーザーコンテンツ(ファイル名、サンプル、曲、タグ、コメント、マッピングなど)
- NIアプリケーション以外のユーザーアクティビティ
どのようにしてUsage Data Trackingを無効/有効にできますか?
Usage Data Trackingはいつでも無効/有効にすることができ、任意の時点で使用状況データを共有するか決めることが可能です。この設定を変更するには、以下の手順に従ってください:
- Native Accessを起動します。
- Preferences > Usage Dataを開きます。
- ここで、Usage data trackingオプションを有効または無効にできます。
他のNIアプリケーションでUsage Data Trackingを有効または無効にするには、そのアプリケーションのPreferences/Optionsを開きます。以下はKONTAKTの例となります:
- ヘッダーの歯車アイコンをクリックして、Optionsメニューを開きます。
- Usage Dataタブで、Usage Data Trackingを有効または無効にできます:
MASCHINE+では、Settings > AboutにUsage Data Trackingオプションがあります。
コンピュータにKOMPLETE KONTROLとMASCHINEソフトウェアがインストールされている場合、設定は両方の製品に適用されます。
注意:Usage Data Trackingの無効/有効は、コンピュータごとの設定となります。NIアプリケーションを複数のコンピュータでご使用の場合、データトラッキングの無効/有効が、別のコンピュータのデータトラッキングを自動的に無効/有効するわけではありません。