この記事では、TRAKTORのアップデートをインストール後、前バージョンのTRAKTORを安全に削除する方法をご説明します。 TRAKTOR PRO / LE 2のアップデートをインストールして起動すると、以前のバージョンのルートディレクトリ(コレクションと設定)は残され、以前のバージョンのTRAKTORアプリケーションはバックアップフォルダにコピーされます。つまり、TRAKTORがアップデートされる毎に、ハードディスクに追加データが作成されるという事です。もしディスクの空領域を確保したいのであれば、以前のインストールファイルのいくつかを削除することが出来ます。
TRAKTORのサイドバイサイドインストール
どのようなデータであっても、削除する前にTRAKTORのユーザデータ(ルートディレクトリ)とTRAKTORアプリケーションの属性について認識しておく必要があります。TRAKTORアプリケーションフォルダのバックアップフォルダにあるTRAKTORは、どのバージョンでも起動することが出来ます。以下の場所でこのフォルダをご確認下さい:
- Mac: Macintosh HD > アプリケーション > Native Instruments > Traktor 2 > Backup
- Windows: Cドライブ > Program Files > Native Instruments > Traktor 2 > Backup
アプリケーションフォルダに含まれるすべてのTRAKTORバックアップバージョンは、ドキュメントフォルダ内にある同じバージョン番号がついたルートディレクトリにリンクされています。以下の場所でこのフォルダをご確認下さい:
- Mac: Macintosh HD > ユーザ > *ユーザ名* > 書類 > Native Instruments > Traktor *バージョン番号*
- Windows: Cドライブ > ユーザー > *ユーザー名* > マイドキュメント > Native Instruments > Traktor *バージョン番号*
これは、任意のバージョンのTRAKTORを起動すると、対応したルートディレクトリ(コレクションと設定)の内容が自動的にロードされることを意味します。(下記参照)
注意:TRAKTORのルートディレクトリを移動したり削除すると、相当したバージョン番号の新しいルートディレクトリが作成されます。この場合、前バージョンのルートディレクトリの内容をコピーするか、空のコレクションから始めることを促されます。
これはサイドバイサイドインストールと呼ばれ、以下の状況で役に立つことがあります:
- 信頼出来るバージョンに戻る選択肢を持ちつつ、新しいTRAKTORのアップデートを試したい場合
- 現在インストールされたTRAKTORにインポートせずに、以前のコレクションやセッティングを確認したい場合
サイドバイサイドインストールは、アプリケーションのバックアップフォルダから起動するだけで、異なるバージョンのTraktorにダウングレード、または切り替えることを可能にします。更に、より新しいバージョンのTRAKTORに以前のバージョンのTRAKTORのコレクションとセッティングをインポートすることも出来ます。TRAKTORのコレクションとセッティングをインポートする方法の詳細は、このページ最下部のRelated Articlesのリンクをご参照下さい。 TRAKTORのインストールデータを整理する場合、これらの構成要素のうちの1つが削除されると、TRAKTORアプリケーションとそのルートディレクトリの連携が壊れてしまうのでご注意下さい。このため、使用していないバージョンのTRAKTORやルートディレクトリのみを削除して下さい。次のセクションでは、TRAKTORデータを安全に削除する方法をご説明します。
TRAKTORインストールデータの削除方法
ハードディスクからTRAKTORデータを削除する前に、バックアップ用ストレージ装置にすべてのデータのコピーを保存することをお薦めします。 システムから不要なTRAKTORデータを削除するには、ハードディスクから以下の項目を手動で削除して下さい:
- ...ユーザ > *ユーザ名* > 書類(Windowsはマイドキュメント) > Native Instruments > Traktor *古いバージョン番号*
注意:少なくとも一つ前のルートディレクトリを残すことをお薦めします。
- Mac OS: Macintosh HD > アプリケーション > Native Instruments > Traktor 2 > Backup > "Traktor *バックアップバージョン番号*.app"
- Windows: Cドライブ > Program Files > Native Instruments > Traktor 2 > Backup > "Traktor *バックアップバージョン番号*.exe"
注意:バックアップフォルダ内の少なくとも一つ前のルートディレクトリを残すことをお薦めします。