この記事では、TRAKTOR KONTROL S2 / S3 /S4コントローラーのジョグホイールで発生する可能性のある問題の解決策を提供します。
症状
- ジョグホイールを前後に操作してもスクラッチ再生されない。
- デッキの再生がランダムに開始、停止してしまう。
- ジョグホイールのトッププレートを押し下げても、デッキ再生が停止しない。
- ジョグホイールの隣にあるLOADボタンが点滅してしまう。
- S4 MK3ジョグホイールのテンションが低すぎる/高すぎる。
解決策
ご使用TRAKTORコントローラのセクションをクリックして展開してください。
TRAKTOR KONTROL S2 / S4 MK1とMK2の解決策
問題が解決するまで、以下の解決策を1つずつ適用してください:
1. ジョグホイールの設定を調整する
TRAKTORのPreferences > Traktor S2 / S4 MK1 / MK2を開き、ご使用機種のControl Optionsで、Disable Jog Wheel Pushを無効にします:
2. ジョグホイールのキャリブレーション
ご使用コントローラの機種に応じて、以下の手順に従ってください。MK1モデルのジョグホイールは黒いプラスティックで、MK2モデルはメタリック調です。
2.1. ジョグホイールのキャリブレーション (MK1モデル)
- TRAKTOR KONTROL S4 / S2が接続され電源が入っていることを確認し、TRAKTORを起動します。
- Preferences > Traktor S2 / S4を開きます。
- Jogwheelの並びにあるRelicabrate Left / Recalibrate Rightを押し、画面の指示に従って、対応するジョグホイールをキャリブレートします。キャリブレーションルーティンの概要については、こちらからダウンロード可能な書類をご参照ください。
2.2. ジョグホイールのキャリブレーション (MK2モデル)
S2/S4 MK2では、対応するLOADボタンを2秒間押し続けるだけでジョグホイールを自動的にキャリブレートすることができます。
3. ジョグホイールトッププレートの固定/交換
場合によっては、ジョグホイールプレートが緩んでいるか、ベースから完全に外れてしまうことがあります。ジョグホイールプレートをベースに再度取り付けるには、以下の手順に従ってください:
- ジョグホイールプレートの底部にあるタブが、ジョグホイールベースのクリップと揃っていることをご確認ください。
- ベースをしっかり持ちながら、もう一方の手でプレートを静かにベースに押し下げます。
- 圧力をかけながら「カチッ」と音が聞こえるまでプレートを反時計回りに回します。
ジョグホイールがベースにしっかり固定されました。こちらのチュートリアル動画では、この手順を視覚的にご確認いただけます。
TRAKTOR KONTROL S2 MK3 / S3 / S4 MK3の解決策
ファームウェアのアップデート
以下の手順を実行する前に、ご使用のデバイスに最新のファームウェアアップデートをインストールしておく必要があります。 ファームウェアアップデータは、弊社ダウンロードページのS2 MK3、S3およびS4 MK3セクションにあります。
S2 MK3 / S3のジョグホイールの感度を調整する
以下の手順でS2 MK3 / S3のジョグホイールの感度を調整できます:
- TRAKTORが終了していることをご確認ください。
- 右デッキのSYNC + KEYLOCKを押しながらUSBケーブルを接続します。これでジョグホイール感度調整モードになります。メーター+ CUE + FXボタンのLEDが、左右のジョグホイールの感度の値を表します:
9の数値は最高感度の設定になり、0の数値(LEDが点灯していない)は最低感度の設定となります。 - 対応するBROWSEノブを回してジョグホイールの感度を調整します(左ジョグホイールは左のBROWSE、右ジョグホイールは右のBROWSE)デフォルト設定は6です。
- 感度設定を保存するには、S2 MK3のMICボタンを押すか、S3のPLAYボタン(左または右)を5秒間押し続けてください。
S4 MK3ジョグホイールのテンションを調整する
- JOGボタンを押しながらジョグホイールを時計回りに回して、テンションを上げます。
- JOGボタンを押しながらジョグホイールを反時計回りに回して、テンションを緩めます。
- お好みのテンションでJOGボタンを放してください。
TRAKTORのPreferencesでテンションを調整することもできます。