この記事ではKontakt全体またはピアノインストゥルメント内でKontaktのチューニング設定を確認し調節する方法をご案内します。この説明はClassic Piano Collectionに含まれる以下のKontaktライブラリに適用されます:
- Berlin Concert Grand
- New York Concert Grand
- Vienna Concert Grand
- Upright Piano
Kontaktインストゥルメントでの設定とマスターチューニングについて
- インストゥルメントヘッダーのTuneノブが正しく設定されていることをご確認ください。この値が0の時、Kontaktインストゥルメントは440Hzにチューニングされています。なお、Upright PianoやVienna Concert Grandなど、一部のピアノインストゥルメントでは、オリジナルのインストゥルメントの個性を再現するため、意図的にデチューンされています。
- 次に、Kontakt全体のマスターチューニングを確認してください。ここでの設定はラックにロードされたすべてのインストゥルメントのチューニングを決定します。Master Tuneノブを表示するには、KontaktのWorkspaceメニューのMasterにチェックを入れてください。初期状態でMaster Tuneは440Hzに設定されています。
ピアノインストゥルメント内におけるチューニング設定
Kontaktの一般的なチューニング設定を確認してもなお、ピアノインストゥルメントのチューニングが合わない場合は、そのピアノインストゥルメント内でのチューニング設定をご確認ください。インストゥルメントのInputオプションにあるTuningでは、様々なチューニング(平均律、ストレッチチューニング など)が選択可能です。それぞれのチューニングは次のような状況に適しています:平均律は他の楽器と同時に演奏する場合に適しており、ストレッチチューニングはピアノソロ演奏の場合に適しています。各チューニングの詳細な説明につきましては、各ライブラリのマニュアルをご参照ください。マニュアルは各ピアノライブラリフォルダのDocumentationフォルダに保存されています。