この記事ではAbleton Live上のKOMPLETE KONTROLから、別のインストゥルメントトラックやMIDIトラックにMIDIを送信する方法を解説します。これはKOMPLETE KONTROLのスマートプレイ機能(アルペジエータ/コード/スケール)を使用して、Ableton Live上にロードされたサードパーティ製プラグインや外部ハードウェアデバイスをコントロールしたい場合に便利です。
以下をクリックして展開し、手順をご確認ください:
KOMPLETE KONTROLのMIDIを別のインストゥルメントトラックにルーティングする
- Ableton LiveでMIDIトラックにKOMPLETE KONTROLをロードします。
macOSユーザへの注意事項:KOMPLETE KONTROLプラグインのVSTバージョンをロードする必要があります。この設定は、AUバージョンのプラグインでは機能しません。
- Ableton Liveのメニューバから作成 > MIDIトラックを挿入を選択し、追加のインストゥルメントトラックを作成します。これがKOMPLETE KONTROLインストゥルメントトラックからのMIDIを受信します。
注意:インストゥルメントトラックはいくつでも追加できます。インサートする新しいプラグインごとに、必ず以下の手順を適用してください。
- 作成した新しいインストゥルメントトラックに別のソフトウェアインストゥルメントをロードします。 この例では、サードパーティ製プラグインのDivaを選択しています。
- (Divaを含む)インストゥルメントトラックで、MIDI Fromドロップメニューをそれぞれ1-Komplete KontrolとKomplete Kontrolに設定します。
- DivaのインストゥルメントトラックにあるMonitorセクションをInに設定します。
- KOMPLETE KONTROLがロードされた最初のインストゥルメントトラックで、録音を有効にします。
- KOMPLETE KONTROLハードウェアでKOMPLETE KONTROLのスマートプレイ機能(Arp / Chord / Scaleなど)の1つを有効にするか、KOMPLETE KONTROLプラグインウィンドウを開いてパフォーマンス機能の1つを有効にします。この例では、ARP(アルペジエーター)を有効にしています。
- これでMIDIノートを再生すると、追加のインストゥルメントトラックにロードされたプラグイン(例:Diva)を介してKOMPLETE KONTROLのスマートプレイ機能(Arp / Chord / Scaleなど)が聞こえるはずです。
注意:スマートプレイ機能を追加のインストゥルメントトラックに送信するために、KOMPLETE KONTROLプラグインにプリセットをロードする必要はありません。KOMPLETE KONTROLを空で実行するか、追加のサウンドレイヤー用にKOMPLETEサウンドプリセットをロードするかを選択できます。
KOMPLETE KONTROLのMIDIを外部ハードウェアデバイスにルーティングする
- Ableton LiveでMIDIトラックにKOMPLETE KONTROLをロードします。
macOSユーザへの注意事項:KOMPLETE KONTROLプラグインのVSTバージョンをロードする必要があります。この設定は、AUバージョンのプラグインでは機能しません。
- Ableton Liveのメニューバから作成 > MIDIトラックを挿入を選択し、追加のMIDIトラックを作成します。これがKOMPLETE KONTROLインストゥルメントトラックからのMIDIを受信し、MIDIが外部ハードウェアデバイスに中継されます。
注意:インストゥルメントトラックはいくつでも追加できます。インサートする新しいプラグインごとに、必ず以下の手順を適用してください。
- MIDIトラックで、MIDI Fromドロップメニューをそれぞれ1-Komplete KontrolとKomplete Kontrolに設定します。
- MIDI To下部のドロップメニューでは、外部ハードウェアデバイスにMIDIを送信するために使用するMIDI出力ポートとMIDIチャンネルを選択します。この例ではMIDI To下部の一つ目のドロップメニューで、KOMPLETE KONTROL S49 MK2 (Port 2)を選択し、MIDI To下部の2つ目のドロップメニューで、Ch. 1 (MIDIチャンネル1)を選択しています。
注意:この設定は、使用しているMIDIインターフェース、および外部MIDI音源が受信するように設定されているMIDIチャンネルによって異なります。
- MIDIトラックのMonitorセクションをInに設定します。
- ほとんどの場合、外部MIDI音源からAbleton Liveへのオーディオをモニタリングまたは録音することをお勧めします。これを行うには、Ableton Liveのメニューバーから作成 > オーディオトラックを挿入を選択します。
- オーディオトラックでAudio FromドロップメニューをそれぞれExt. Inに設定し、外部MIDI音源が接続されているオーディオインターフェイスの入力を設定します。 この例では、外部MIDI音源のステレオペアがオーディインターフェースの一つ目のステレオペア入力に接続されているため、このステレオペア入力(1/2)を選択しています。
注意:この設定は、使用しているオーディオインターフェースと構成によって異なります。
- オーディオトラックのMonitorセクションをInに設定します。
- KOMPLETE KONTROLが含まれる最初のインストゥルメントトラックで、録音を有効にします。
- KOMPLETE KONTROLハードウェアでKOMPLETE KONTROLのスマートプレイ機能(Arp / Chord / Scaleなど)の1つを有効にするか、KOMPLETE KONTROLプラグインウィンドウを開いてパフォーマンス機能の1つを有効にします。この例では、ARP(アルペジエーター)を有効にしています。
- これでMIDIノートを再生すると、外部MIDI音源を介してKOMPLETE KONTROLのスマートプレイ機能(Arp / Chord / Scaleなど)が聞こえるはずです。
注意:スマートプレイ機能を追加のインストゥルメントトラックに送信するために、KOMPLETE KONTROLプラグインにプリセットをロードする必要はありません。KOMPLETE KONTROLを空で実行するか、追加のサウンドレイヤー用にKOMPLETEサウンドプリセットをロードするかを選択できます。