このセットアップ・ガイドは、TRAKTOR AUDIO 10あるいはTRAKTOR AUDIO 6 インターフェースを使用する際、ターンテーブルやCDプレイヤーからのタイムコードによってTRAKTOR SCRATCH PRO 2の再生をコントロールするための設定方法をご説明します。この記事では2台のデッキをタイムコードでコントロールする基本的なセットアップについてご案内します。
- コンピューターにTRAKTOR SCRATCH PRO 2がインストールされ、アクティベート済みである事をご確認ください。(TRAKTOR PRO 2はタイムコード・コントロールをサポートしていません)
- コンピューターにオーディオインターフェースが接続され、十分な電力が供給されている事をご確認ください。(必要に応じてACアダプタをお使いください)
- オーディオインターフェースの入力端子にターンテーブルもしくはCDプレイヤーを接続します(スクリーンショットをご参照ください):
- TRAKTOR Preferencesの左下隅にあるSetup WizardをクリックしてSetup Wizardを起動します。
- 「Deck layout selection」では「2 TRACK DECKS (SCRATCH)」をお選びください:
- Setup Wizardが完了したら、TRAKTOR PreferencesのAudio Setupを開きます。Deviceメニューでお使いのオーディオインターフェースが選択されているのをご確認ください。(スクリーンショットをご参照ください)
インプット設定
TRAKTORは自動的に正確に配置されたデフォルトのインプットを設定します。それはこのように見えます:
Deck AはChannel A left/right (3-4)からのタイムコード信号によって、Deck BはChannel B left/right(5-6)からのタイムコード信号によってコントロールされます。
- Preferences を開き、ご使用のインターフェース用に適切なインプットモードを選択して下さい:
- TRAKTOR PreferencesからAudio Setupを開き、Settingsボタンをクリックして下さい。これでオーディオインターフェースのコントロールパネルが開きます。
- Channel Setupを開き(Macではこのセクションしかありません)INPUT SENS (input sensivity)をPHONO(タイムコードの再生にターンテーブルを使う場合)かLINE(CDプレイヤーを使う場合)に設定します(スクリーンショットをご参照ください)
アウトプット設定
- 外部ミキサーをご使用の場合:オーディオインターフェースの出力を外部ミキサーの入力へ接続します(スクリーンショットをご参照ください)
- TRAKTOR PreferencesのOutput Routingを開きます。
- Mixing Modeを「External」に設定します。出力は自動的に正確な順に設定されるでしょう。それはこのように見えます:
Deck Aからの信号はオーディオインターフェースはOutput Channel A (3-4)へ流れ、Deck BはOutput Channel B (5-6)へ流れます。 - 外部ミキサーをご使用でない場合:オーディオインターフェースの出力をスピーカーシステムのLineインプットへ接続します(スクリーンショットをご参照ください):
- TRAKTOR PreferencesのOutput Routingを開き、Mixing Modeを「Internal」に設定します。キュー(ヘッドフォン/モニター)信号はOutput Monitorメニューで選択されたオーディオインターフェースのチャンネルに送られます。マスター信号はOutput Masterメニューで選択されたチャンネルへ送られます。出力は自動的に正確な順に設定されるでしょう。それはこのように見えます:
キュー信号はオーディオインターフェースの「Main Output」へ流れます。(PHONE端子も同じ信号を受け取ります)マスター信号はオーディオインターフェースのOutput Channel A (3-4)へ流れます。 - 入ってくるタイムコード信号をモニターするには両方のデッキのScopeパネルをアクティブにします。Scopeパネルはタイムコード信号をグラフで表示し、タイムコードのキャリブレーションを可能にします。TRAKTOR PreferencesからDecksを開き、Platter / Scopeのセクションでタイムコードでコントロールしたいデッキで「Scope」を選択します(スクリーンショットをご参照ください):
- デッキの下にあるアイコンのどちらかをクリックし、リレイティブモード (Relative Mode) かアブソルートモード (Absolute Mode) を有効化します。(スクリーンショットをご参照ください)この部分についての詳細はTraktor Application Referenceの「トラッキングモード」をご参照ください。
これでタイムコード・コントロールの準備が整いました。タイムコード・バイナル/CDを再生させるとすぐにScopeパネルがタイムコード信号を円形で描写します。
注意:もし上記手順で設定してもタイムコード・コントロールが動作しない場合、TRAKTORマニュアルの「TRAKTOR SCRATCH PRO 2 トラブルシューティング」の章をお読みください。タイムコードのレコードを置く直前に通常のレコード再生していた場合、TRAKTORはキャリブレーション測定を既に実行し失敗しているかもしれません。この場合、タイムコードが走っている間に、ScratchパネルのCalibrateボタンを押して手動でキャリブレーションを動かして下さい。