この記事では、カスタムインストゥルメントまたはプリセットをKontaktに保存する方法について解説します。
Kontaktインストゥルメントを編集した後、サウンドを保存する方法は3つあります。
1. DAWプロジェクトに保存する
注意:このオプションは、無償のPLAYERおよびKontaktのフルライセンスバージョンで使用できます。
DAW内でKontaktを使用する場合は、DAWプロジェクトを保存するだけです。Kontaktインストゥルメントへのすべての編集は、プロジェクトファイル内に保存されます。
これは、編集したKontaktインストゥルメントを保存する最も簡単な方法です。Kontaktプリセットファイルを個別に保存する必要がある場合(たとえば同じトラックを別のDAWで使用する場合)などに、KontaktのSnapshot(プリセット)ファイルを保存する方法については、以下の次章をご参照ください。
2. User Snapshot Fileに保存する
注意:このオプションは、無償のPLAYERおよびKontaktのフルライセンスバージョンで使用できます。
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KONTAK音源のカメラアイコンをクリックし、Snapshotオプションを表示します。
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フロッピーディスクアイコンをクリックします。
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ポップアップウィンドウでカスタムSnapshotに名前を付け、Saveをクリックします。
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カスタムプリセットが左側のSnapshotメニューに表示されます。各ライブラリ音源用に保存したすべてのSnapshotがこのリストに表示されます。
注意:カスタムSnapshotは、 Kontaktを別のトラックまたは別のDAWにロードする場合など、Kontaktの他のインスタンスでも利用できます。
2.1. Snapshotファイルへのアクセス
Snapshotファイルに直接アクセスする必要がある場合(バックアップなど)、カスタムSnapshot(.nksn)ファイルはコンピュータの以下の場所でご確認いただけます:
macOS:
Macintosh HD > ユーザ > *ユーザ名* > 書類 > Native Instruments > User Content
Windows:
C: > ユーザー > *ユーザ名* > ドキュメント > Native Instruments > User Content
Snapshot(.nksn)ファイルを格納するKontaktライブラリの名前を表すフォルダが、このUser Contentフォルダに作成されます。 この例では、コンピュータの書類(ドキュメント)にRetro Machines MK2(ARP Quadra)のカスタムスナップショットがあります。
重要事項:カスタムSnapshotファイルを別のコンピューターに移動する場合は、同じKontaktライブラリを別のコンピュータにもインストールする必要があります。
3. User Instrument Fileに保存する
注意:このオプションは、Kontaktのフルライセンスバージョンでのみ使用できます。
フルバージョンのKontaktでは、Kontaktライブラリインストゥルメント(.nki)ファイルのコピーを保存できます。この章では、サンプルライブラリのRetro Machines MK2を使用して、カスタムインストゥルメントファイルをKontaktに保存する方法を解説します。
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Filesタブ(フロッピーディスクアイコン)をクリックし、Save asを選択します。ここではメニューにKontaktにロードされたインストゥルメントの名前が表示されます。下図に示すようにインストゥルメント名をクリックしてください。
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ポップアップウィンドウを使用して、インストゥルメント(.nki)ファイルに名前を付けます。新しい名前を入力し、インストゥルメントを保存する場所を選択します。この例では、インストゥルメント(.nki)ファイルは専用のハードドライブに保存されます。
注意:上記のように、Patch OnlyおよびAbsolute sample pathsという項目にチェックを入れると、ディスク容量を節約できます。
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コンピュータのファイルシステム(macOSおよびWindows)からドラッグ&ドロップすることで、インストゥルメント(.nki)ファイルをKontaktにロードすることができます。
注意:KontaktのDatabaseおよびQuickloadメニューからカスタムインストゥルメントファイルにアクセスすることもできます。 詳細については、以下の関連記事をご参照ください。