Kontaktに複数の音源をロードして使用する場合、それらをDigital Performerの個別のチャンネルにルーティングすることができます。例えば、各音源個々に異なるインサート/センドエフェクトを適用したい場合や、Digital Performerのパンやボリュームコントロールを適用したい場合に有効です。KontaktとDigital Performerをパラアウト用に設定するには、下記の手順に従ってください:
- Configuring Kontakt's Output Section
- Creating Instrument Output Channels for Kontakt in Digital Performer
- Routing the Instruments to Separate Outputs in Kontakt
注意:以下の手順は、Kontaktの最近のすべてのバージョンに適用されます。Kontakt 6をご使用の場合は、プラグインとして「Kontakt」を選択し、同じ設定を行ってください。
KontaktのOutputセクションを設定する
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Kontaktをステレオプラグインとしてインサートします:
プロジェクト > トラックを追加 > インストゥルメントトラック > Native Instruments > Kontakt (stereo)
- Kontaktが開いたら、WorkspaceメニューのOutputsにチェックを入れ、Outputsセクションを表示します。
- Kontakt画面下部にOutputセクションが表示されます。「+」ボタンをクリックし、Outputsオプションダイアログを表示します。
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Quantityフィールドをクリックしてマウスを上下にドラッグし、追加したい新規マスターチャンネルの数を選択します。Number of channelsは新たに作成するチャンネルがモノラルの場合は1、ステレオの場合は2に設定してください。この例では、ステレオアウトプットチャンネルを合計8つにするため、Quantityを8に、Number of channelsを2に設定します。
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Soundcard / Host outputドロップダウンメニューでは、st. 1 [1]を選択します。
- 以下のオプションにチェックを入れます:
- Ascending output assignment
- Delete existing channels before creating new ones
- Make this your default configuration
OKをクリックして確定します。 - ここまでの設定が正しく行われていれば、Output Configuration was saved as defaultというメッセージが表示されますので、OKをクリックします。
これでKontaktのOutputセクションには8つのマスターチャンネルアウトプットが表示され、それぞれがDigital Performerの異なるステレオアウトプットにルーティングされます。
Digital PerformerでKontakt用のインストゥルメントアウトプットチャンネルを作成する
- Digital Performerでミキサーを表示します。
- 7つのAuxトラックを作成します:
プロジェクト > トラックを追加> Auxトラック
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各Auxトラックの入力をそれぞれのKontakt出力チャンネルに昇順で割り当てます。
Kontaktで音源ごとに別々のアウトプットを割り当てる
- Kontaktにロードした各音源に別々のアウトプットを割り当てます。ラックにインストゥルメントをロードすると、デフォルトでは最初のステレオアウトプットSt.1に自動的に割り当てられます。音源ごとにアウトプットを変更するには、ヘッダーにあるOutputセクションをクリックし、アウトプットを変更してください。この例では、Retro Maschinesをst.2 [2 ch. routed 3|4]という名前の2つ目のステレオアウトプットにに割り当てています。
- ラックにロードしたすべての音源に対してこの設定を繰り返し、それぞれのステレオアウトプットを選択してください。
これでKontaktを再生すると、各出力がDigital PerformerのそれぞれのAuxトラックを通って再生される事になります。
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