KontaktのDrummer シリーズ製品(例: 80s Drummer, 70s Drummer, 60s Drummer, Modern Drummer または Studio Drummer)でパラアウトを設定するには、あらかじめKontakt のOutputミキサーでパラアウトを構成しておく必要があります。この記事では、例としてStudio Drummerでの設定方法を説明します。
- DAWでKontaktをロードします。Kontakt のMixer が表示されていない場合は、Output をクリックし、Mixer を表示してください。
- KontaktのOutput ミキサーにはデフォルトで1組のステレオチャンネル(st.1) がありますが、Studio Drummerからパラアウトさせるためには、アウトプットチャンネルを追加する必要があります。Mixerにチャンネルを追加するには、+ボタンをクリックしてください。Studio Drummerには11のステレオチャンネル (Kick, Snare など) から構成されていますので、すべてのチャンネルをパラアウトさせるには、KontaktのOutput ミキサーで少なくともst.1 からst.11 までの11のステレオチャンネルを作成する必要があります。Kontakt Mixerでモノラルまたはステレオのマルチチャンネルを作成する方法はこちらの記事をご参照ください。
- 各チャンネルの下部にあるボタンは、現在のKontaktアウトプットチャンネルの割り当てを表します。この部分をクリックすると、Kontaktのチャンネル出力設定ウインドウが表示され、各チャンネルのアウトプット先を割り当てることができます。Kontaktのphysical out チャンネルをDAWのAUXチャンネルに割り当てる方法について、詳しくはこちらの記事(Logic Proでの設定例)をご参照ください。
- KontaktでStudio Drummer をロードします。Kontakt はすでにパラアウトが設定できているので、ここでは、Studio Drummer の各ミキサーチャンネルをKontakt の各アウトプットチャンネルに割り当てます。
- Studio Drummer のMixer タブ のSETTINGS をクリックし、KICK チャンネルを選択します。OUTPUT ドロップダウンメニューをクリックし、KICK チャンネルをKontakt の最初のアウトプット(st.1) に設定します。次に、SNARE チャンネルを選択し、アウトプットをst.2 に割り当てます。残りのインストゥルメントチャンネルも同様の設定を繰り返します。
これで、Kontakt でStudio Drummer からパラアウトが可能になりました。