この記事では、2台のパイオニア機器をAdvanced HIDコントロールする為の設定方法をご説明します。この設定は、以下のパイオニア機器に対応します:
- CDJ-3000
- CDJ-900
- CDJ-900 Nexus
- CDJ-2000
- CDJ-2000 Nexus
- CDJ-2000 Nexus 2*
- XDJ-700
- XDJ-1000 MK1
- XDJ-1000 MK2
- CDJ-TOUR1*
*注意:CDJ-2000 Nexus 2およびXDJ-1000 MK2およびCDJ-TOUR1は、Advanced HIDモードにおいて波形のカラー表示に対応していますが、他のモデル(例えば、XDJ-1000 MK1)のカラー波形表示は、Rekordboxソフトウェアを介したLINK Exportモードでのみ可能であり、TRAKTORは非対応となります。
事前設定
TRAKTOR
TRAKTORの最新バージョンがインストールされていることをご確認ください。最新バージョンはNative Access経由でダウンロードインストールが可能です。
ファームウェア
ご使用デバイスに最新バージョンのファームウェアがインストールされていることをご確認ください。最新のファームウェアは、Pioneer社Webサイトの製品ページでダウンロードできます。
ドライバ
- Mac:Pioneerデバイスはクラスコンプライアントであるため、ドライバのインストールは必要ありません。
- Windows:Pioneer社Webサイトの製品ページから、ご使用デバイス用の最新ドライバをダウンロードしてインストールしてください。
注意:TRAKTOR専用のオーディオインターフェイス(TRAKTOR AUDIO 6など)を使用していない場合は、2台のデバイスをオーディオインターフェイスとして機能させることができます。2台のデバイスをTRAKTORで設定する方法については、 こちらの記事をご参照ください。または、機器セット(OS X)や、 ASIO4ALLドライバ(Windows)を使用することもできます。
Advanced HID接続を確立する
標準のUSBケーブルをPioneerデバイスの背面にあるUSB端子に接続し、コンピュータのUSBポートに接続してデバイスのスイッチをONにした上でTRAKTORを起動して下さい。
Advanced HIDの有効化
ご使用の機種によっては、デバイスの起動時、Advanced HIDモードではなく、通常モードで動作するよう設定されている場合があります。Advanced HID を有効にするには、ご使用CDJのMENUボタン(デバイスの上部端にあります)を長押しして、UTILITY設定を開き、下図のようにHID SETTINGをADVANCEDに設定します:
MENUボタンを再度押し、UTILITY設定を終了します。これでTRAKTORへ接続する準備ができました。
TRAKTORとデバイスをリンクさせる
- ディスプレイ横の左上エリア (CDJ) またはタッチスクリーンの左側 (XDJ) にあるデバイスの SOURCEボタンを押します。
注意:CDJ-3000の旧モデルでは、SOURCEボタンはLINKという表記になっています。
- PUSH TO CONNECTのメッセージが示すように、エンコーダ(ディスプレイ右の回転ノブ)を押し下げ、USB MIDIコントロールモードを有効にします。
- ソフトウェアが検出されたことを示すTRAKTORアイコンが表示されます。エンコーダを回してTRAKTOR Deckの選択に入ります。
- TRAKTORの4デッキのうちの1つを選択し、エンコーダーノブを押して選択を確定します。
これでご使用のPioneerデバイスから、Track Collectionへのアクセス、ホットキュー、ループ、スクラッチ操作などを含むAdvanced HIDモードでTRAKTORデッキをコントロールできるようになりました。ご使用Pioneerデバイスの機能の概要に関しては、以下の場所に格納されているPDFファイルでご確認いただけます:
Traktor Pro 2
- OS X: Macintosh HD > アプリケーション > Native Instruments > Traktor 2 > Documentation > Controller Mappings > Pioneer > "*デバイス名*.pdf"
- Windows: C: > Program Files > Native Instruments > Traktor 2 > Documentation > Controller Mappings > Pioneer > "*デバイス名*.pdf"
Traktor Pro 3
- OS X: Macintosh HD > アプリケーション > Native Instruments > Traktor Pro 3 > Documentation > Controller Mappings > Pioneer > "*デバイス名*.pdf"
- Windows: C: > Program Files > Native Instruments > Traktor Pro 3 > Documentation > Controller Mappings > Pioneer > "*デバイス名*.pdf"