ほとんどのプロ用オーディオアプリケーションと同様、TRAKTORでは同時に2つ以上のオーディオインターフェースは選択出来ない仕様となっています。これは安定性とパフォーマンスに関する様々な問題を回避するためです。そのため、再生、モニタリング、タイムコードコントロール、録音には、全ての入力と出力が備わった単一のオーディオインターフェースをご使用いただくことをおすすめします。 しかしながら、TRAKTORで2つの異なるオーディオインターフェースの入力、出力を使用する裏ワザもあります。ただし、この方法では安定したパフォーマンスの保証は出来かねますのでご注意下さい。
Mac
- すべてのアプリケーションを終了して下さい。
- アプリケーション>ユーティリティからAudio MIDI設定を開いて下さい。
- オーディオ装置ウインドウを表示させて下さい。
- オーディオ装置リスト下部の「+」ボタンを押し、新しく機器セットを作成して下さい。
- 設定画面内でTRAKTORで使用したいオーディオインターフェースの使用チェックボックスにチェックを入れ、選択して下さい。
- Audio MIDI設定を閉じ、TRAKTORを起動して下さい。
- TRAKTORのAudio SetupでAudio Deviceとして新しく作成された機器セットドライバーを選択すると、接続されているオーディオインターフェースの全て入出力をTRAKTORのInput RoutingとOutput Routingで使用出来るようになります。
PC
- http://www.ASIO4ALL.com から最新のASIO4ALLドライバーをダウンロードして下さい。
- ASIO4ALLを開き、右下角の『スパナ』アイコンをクリックして、詳細な設定をします。
- 小さな「+」シンボルをクリックし、使いたいオーディオ・デバイスのリストを拡大して下さい。そこですべての独立したInput とOutputが確認出来ます。
注意:すでに動作中のInput やOutputを無効にすると、オーディオインターフェースによってはクラッシュする場合がありますので、Input やOutputは常に有効にした状態にして下さい。
- 表示された各リストの前にある『電源』ボタンをクリックして、使用したいInput やOutputを有効化して下さい。また、それぞれのオーディオインターフェースがグローバルに起動することを確認して下さい。
- ASIO4ALLパネルを閉じて、TRAKTORを起動させて下さい。
- ASIO4ALLドライバーをTRAKTORのAudio SetupからAudio Deviceとして選択すると、先程有効化したオーディオインターフェースの入出力がTRAKTORのInput RoutingとOutput Routingで選択可能になります。