TRAKTOR上の楽曲データを失ってしまった場合、全てのプレイリストを含むTrack Collectionのバックアップから復旧させることが可能です。Track Collectionのバックアップは、TRAKTOR終了時に自動的に作製されます。バックアップコレクションファイルは、作成された日付を基にファイル名が付けられます。トラックとプレイリストが保存された日付のバックアップが見つかれば、それをロードすることをお勧めします。下記の手順でTRAKTOR PROにTrack Collectionのバックアップをインポートして下さい:
- ブラウザー・ツリーのTrack Collectionを右クリックし、Import another Collectionを選択して下さい。
- ハードディスクのTRAKTOR Root Directoryに保存されているバックアップを確認して下さい。デフォルトでのパスは以下の場所になります:
- OS X: Macintosh HD > ユーザ > *ユーザ名* > 書類 > Native Instruments > Traktor x.x.x > Backup > Collection
- Windows: Cドライブ > ユーザー > *ユーザー名* > ドキュメント > Native Instruments > Traktor x.x.x > Backup > Collection
注意:TRAKTOR PROは、アップデート毎に新しいルートディレクトリを作成します。ルートディレクトリのフォルダ名は、常に最新バージョンの番号となります。以前のバージョンのルートディレクトリに保存されているバックアップファイルを選択することにより、以前使用した設定とコレクションを利用することが可能です。
- 目的のファイルを選択してOpenをクリックして下さい。バックアップのファイル名は、以下の構成で作成されます。
「collection_*年*y*月*m_*日*d*時*h*分*m*秒*s.nml」
例えば、2009年12月31日22時31分32秒に作製されるバックアップは、以下のように作成されます。
「collection_2009y12m31d_22h31m_32s.nml」 - FileタグとCollectionタグのどちらをインポートするかを選択するポップアップウィンドウが表示されます。
- Collectionを選択すると、全てのトラックのタイトル、アーティスト、アルバムなど、コレクションに含まれるタグ・データがインポートされます。音楽ファイルのタグデータを含むバックアップコレクションを正確に復旧するには、この選択をして下さい。バックアップコレクションの保存後にファイルタグが変更されている場合は、データが上書きされます。
- タグ編集ソフトを使用していて、最近タグの編集を行った場合、その情報を維持するためにはFileをお選びください。そうする事でタグ情報から現在の状態がTrack Collectionにロードされます。
- これでバックアップコレクションの復旧は完了です。コレクションの整合性を確認するためにCheck Consistency機能(ブラウザー・ツリー内のTrack Collectionを右クリック)を実行することお奨めします。行方不明のファイルが見つかった場合は、ここにあるTraktorの再配置機能に関する記事をご参照ください。