OS X 10.10システム上でTRAKTORと外部オーディオインターフェース(もしくはオーディオインターフェース内蔵のコントローラー、例えばTRAKTOR KONTROL S4)を併用していて、TRAKTORウィンドウが非アクティブ(ウィンドウが最小化されたり、別ウィンドウの背面に隠れてしまったり、Mission Controlで別のデスクトップが実行中であるなど)になった場合、以下の問題が発生する可能性があります:
- オーディオインターフェース/コントローラー上のLEDがフリーズ
- オーディオの音飛び
- TRAKTORアプリケーションが応答なしとなってしまう
これはOS X YosemiteのApp Nap機能が原因で引き起こされるものです。App Napはアプリケーションの活動の減少を検知し、アプリケーションに割当てられた利用可能なコンピュータリソースを減らす事で、電力を節約するために役立つものです。TRAKTORにおいては、オーディオが再生されず、アプリケーションウィンドウが最前面にない時にApp Napが有効となるのですが、オーディオインターフェースを通じてオーディオ再生中に、OS Xの内蔵オーディオが完全にミュートされているとApp Napが有効となってしまいます。 この問題を防ぐには、下記の方法のいずれかを行ってください:
内蔵オーディオのミュートを解除する
内蔵オーディオのミュートを解除するには、これら二つのいずれかの操作を行ってください:
- MacのキーボードのF12キーを少なくとも一度押してください。ボリュームアイコンが表示されるはずです。
- コンピュータ画面の右上にあるスピーカーアイコンをクリックし、ボリュームフェーダーを上にスライドさせます。
外部オーディオインターフェースをシステムオーディオに切り替える
ご使用の外部オーディオインターフェースをシステムオーディオとして動作させる方法についてはこちらの記事をご参照ください。切り替えを実行すれば、問題は発生しません。
App Napを無効化する
TRAKTORに対してApp Napを無効化する事も可能です。こうした場合、内蔵オーディオのボリューム設定に関係なく、アプリケーションが正しく機能します。
- Finderウィンドウを開きます。
- 「Macintosh HD > Applications > Native Instruments > Traktor 2」フォルダを開きます。
- Traktorアイコンを右クリックして、コンテクストメニューから情報を見るを選択します。
- 一般情報の下部にある、App Napを切にするにチェックを入れてください。