重要事項:Ableton Live用の新しいMASCHINE MK3インテグレーションの設定方法につきましては、こちらの記事をご覧ください。
この記事では、MASCHINEコントローラ用のMIDIリモートスクリプトをAbleton Live 9または10にインストールする方法をご説明します。これにより、MASCHINEコントローラを使ったAbleton Liveの高度なコントロールが可能となります。
本記事の内容は、以下のMASCHINEテンプレートに適用されます:
- MASCHINE MK1
- MASCHINE MK2
- MASCHINE MIKRO MK2
- MASCHINE STUDIO
- MASCHINE JAM
- MASCHINE MK3 Legacy
- MASCHINE JAM for Ableton 10
リモートスクリプトのインストール
MIDIリモートスクリプトをコピーする
- Ableton Liveが起動していないことをご確認下さい。
- 以下のフォルダを参照して下さい:
- Mac OS X:Macintosh HD > アプリケーション > Native Instruments > Controller Editor > Template Support Files > Ableton Live 9/10
- Windows:C:> Program Files > Native Instruments > Controller Editor > Template Support Files > Ableton Live 9/10
- ご使用MASCHINEコントローラーのMIDIリモートスクリプトフォルダをご確認下さい:
- MASCHINE (MK1): 「Maschine」
- MASCHINE JAM: 「Maschine_Jam」
- MASCHINE MIKRO MK2: 「Maschine_Mikro_Mk2」
- MASCHINE MK2: 「Maschine_Mk2」
- MASCHINE MK3: 「Maschine Mk3 Legacy」
- MASCHINE STUDIO: 「Maschine_Studio」
- MASCHINE JAM(Ableton 10フォルダ): 「Maschine_JAM」
- ご使用コントローラーに該当するフォルダを右クリックし、コピーを選択してクリップボードへコピーします。(以降の手順で、この後、Ableton LiveのMIDI Remote Scriptsフォルダにペーストします。)本例では「Maschine_Studio」フォルダをコピーしています。
MIDIリモートスクリプトフォルダをAbleton Liveのアプリケーションパッケージ内にペーストする
Mac OS X
- アプリケーションフォルダ内にあるLiveのアイコンを右クリックし、コンテクストメニューからパッケージの内容を表示をクリックします。
- Ableton Liveパッケージ内で、Contents > App-Resources > MIDI Remote Scriptsフォルダを辿ります。
- 「MIDI Remote Scripts」フォルダにインストールされている既存のMASCHINEフォルダは削除して下さい。
- 先ほどクリップボードにコピーしておいたフォルダを、この「MIDI Remote Scripts」フォルダ内にペーストします:
Windows
- Ableton Liveのインストールディレクトリを開きます。デフォルトの場所は以下となります:
C: > ProgramData > Ableton > Live 9/10 > Resources > MIDI Remote Scripts注意:ProgramDataフォルダは通常、隠しフォルダになっています。Windowsで隠しファイル/隠しフォルダを表示する方法につきましては、こちらの記事をご参照ください。
- 「MIDI Remote Scripts」フォルダにインストールされている既存のMASCHINEフォルダは削除して下さい。
- 先ほどクリップボードにコピーしておいたフォルダを、この「MIDI Remote Scripts」フォルダ内に貼り付けます:
Controller EditorでAbleton Live Templateをロードする
- MASCHINEコントローラをコンピュータに接続します。
- アプリケーションフォルダ内のNative InstrumentsフォルダからController Editorを起動して下さい。コントローラがController Editorに自動的に認識されます。
- Controller EditorのTemplatesタブをクリックします。
- TemplatesリストからAbleton Live 9 (10)テンプレートを選択します。リスト内に該当テンプレートがない場合は、Factory Templatesドロップダウン・メニューを開き、Ableton Live 9 (10)を選択し、追加して下さい。
Ableton LiveでMASCHINE MIDI Templateを設定する
- Ableton Liveを起動します。
- Ableton Liveの環境設定から、Link / MIDIタブを開きます。
- 空のコントロールサーフェススロットのドロップダウン・リストからMASCHINEコントローラを選択し、割り当てます。
- Macの場合、Maschine Studio Virtual Inputといった、ご使用MASCHINEコントローラに該当するVirtual Inputを選択します。Windowsの場合はMaschine Studio Inといった、Inで終わるコントローラ名を選択します。WindowsでMASCHINE JAMをご使用の場合は、Maschine Jam - 1を選択してください。
- Macの場合、Maschine Studio Virtual Outputといった、ご使用MASCHINEコントローラに該当するVirtual Outputを選択します。Windowsの場合はMaschine Studio Outといった、Outで終わるコントローラ名を選択します。WindowsでMASCHINE JAMをご使用の場合は、Maschine Jam - 1を選択してください。
MASCHINEコントローラを設定する
- SHIFTとCONTROL / CHANNELを押して、MASCHINEコントローラをMIDIモードに切り替えます。(MASCHINEモードへ戻るには、再度このキーの組み合わせを押します)
- MASCHINEコントローラからAbleton Live 9 Templateを選択します:
- MASCHINE STUDIOコントローラをご使用の場合、SHIFTボタンを押しながら(左液晶ディスプレーの隣にある)左右の矢印ボタンを操作し、Ableton Live 9 Templateを選択してください。
- MASCHINE MK1またはMK2コントローラをご使用の場合、SHIFT+TEMPLATE(右液晶上部、右端のボタン)を押し、エンコーダーで下へスクロールし、Ableton Live 9テンプレートを選択してLOADを押します。
- MASCHINE MIKRO MK2コントローラをご使用の場合、SHIFTボタンを押しながら、エンコーダーで下へスクロールし、Ableton Live 9テンプレートを選択して下さい。
MASCHINEコントローラでAbleton Liveをコントロールする設定が完了しました。Ableton用MASCHINE MIDI Templateの機能の詳細は、Controller Editorのアプリケーションフォルダ内のDocumentationフォルダにあるAbleton Live 9 MASCHINE Template Manual English.pdfをご参照ください。