この記事ではPro Tools 11またはそれ以降でNative Instrumentsプラグインをインサートする方法をご案内します。含まれる内容は以下となります:
- インストゥルメントトラックにインストゥルメントプラグイン(例:MASSIVE、KONTAKTなど)をインサートする
- オーディオトラックまたはインストゥルメントトラックにエフェクトプラグイン(例:GUITAR RIG 5、SUPERCHARGERなど)をインサートする
注意:いくつかのNI製品はインストゥルメントとしてもエフェクトプラグインとしてもインサート可能です。(例:ABSYNTH 5 / ABSYNTH 5 FX など)
NIインストゥルメントプラグインをインサートする
NIインストゥルメントプラグインはPro Toolsのインストゥルメントトラックにインサートしてご使用ください。
- Pro Toolsセッションを開き、メニューバーの トラック > 新規... を選択します。
- 新規トラックダイヤログボックスが表示されますので、作成したい新しいトラックのプロパティを指定します。ここでは、Stereo、インストゥルメントトラックをそれぞれドロップダウンメニューから選択し、作成ボタンをクリックします。
- 新規トラック作成後、インストゥルメントトラックのインサートA-Eの最初のスロットをクリックし、インサードドロップダウンメニューを表示します。
注意:インサートA-Eの領域が表示されていない場合は、Pro Toolsメニューバーの 表示 > 編集ウインドウビュー > インサートA-E にチェックを入れてください。
- インサートしたいNIプラグインを選択します。ここでは例としてFM8をロードしますので、マルチチャンネルプラグイン > Instrument > FM8-AAX (stereo)を選択します。
- これでFM8がインストゥルメントトラックにロードできました。MIDIキーボードでNIプラグインを演奏したい場合は、トラックレコードオンが有効になっていることをご確認ください。
- NIプラグインをインサートすると、プラグインのフローティングウインドウが自動的に開きます。FM8のフローティングウインドウを表示または非表示にするには、編集ウインドウでインストゥルメントトラックのスロットをクリックします。
NIエフェクトプラグインをインサートする
NIエフェクトプラグインはPro Toolsのオーディオトラック、またはインストゥルメントが既にロードされているインストゥルメントトラックにインサートしてご使用ください。この例では、前述の手順で既にFM8をロードしているインストゥルメントトラックにGUITAR RIG 5をロードします。
- インサートA-Eの空いているスロットをクリックし、インサートドロップダウンメニューを表示します。なお、オーディオトラックにインサートする場合は空いているスロットのどこにでもインサートできますが、インストゥルメントトラックにインサートする場合は、インストゥルメントをロードしているスロットより下のスロットにエフェクトをインサートしてください。
- インサートしたいNIエフェクトプラグインを選択します。この例では、マルチチャンネルプラグイン > Effect > Guitar Rig 5-AAX (stereo)を選択します。
- これでエフェクトプラグインはオーディオトラックやインストゥルメントトラックからの出力に作用します。エフェクトプラグインをインサートすると、プラグインのフローティングウインドウが自動的に開きます。GUITAR RIG 5のフローティングウインドウを表示または非表示にするには、編集ウインドウでそのスロットをクリックします。