この記事では、Native Instruments製オーディオインターフェースをコンピュータのシステム出力デバイスとして設定する方法を解説します。
ご使用のオペレーティングシステムに応じて以下のセクションをクリックして展開し、設定手順をご確認ください:
macOSでのオーディオインターフェース設定
オーディオインターフェースをシステム出力デバイスとして設定する
- Native Instrumentsオーディオインターフェースが接続され、認識されている事をご確認ください。
- コンピュータ画面の左上にあるアップルメニューをクリックして、システム環境設定を開きます。
- サウンドを開き、出力タブを確認します。
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サウンドを出力する装置を選択の項目で、ご使用のオーディオインターフェースの製品名を選択します。下図の例ではTraktor Audio 10を設定しています。
これでMacオペレーティングシステムのシステムオーディオが、NIオーディオインターフェースのデフォルトステレオ出力チャンネルから出力されます。
注意:出力タブで内蔵スピーカー以外を選択した場合、選択した装置には、出力コントロールがありませんと表示され、Macのトップメニューの音量バーが使用できなくなりますが、これは正常であり、音量はNative Instrumentsオーディオインターフェースによってコントロールできます。
出力の割り当て
下記で解説するように、任意の出力チャンネルにシステムのオーディオ信号の出力を割当てることが出来ます。
- Finderからアプリケーション > ユーティリティ > Audio MIDI設定を開きます。
- メニューバーのウィンドウ > オーディオ装置を表示する(OS X 10.9もしくはそれ以前の場合:オーディオウィンドウを表示する)を選択し、オーディオウィンドウを確認します。
- 左の項目でご使用オーディオインターフェースの製品名を選択した上で出力タブをクリックし、スピーカーを構成...をクリックします。
スピーカー設定メニューでは、システムオーディオ出力をオーディオインターフェースの個別のチャンネルペア(左と右)に割当てることが可能です。設定メニューはオーディオインターフェースの機種によって異なります。
出力チャンネルの設定
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左フロントと右フロントの下にあるドロップダウンメニューをクリックして、ご使用システム出力の左右のアウトプットチャンネルを選択します。下図の例ではTraktor Audio 10オーディオインターフェースのMain LeftとMain Rightを選択しています。
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適用をクリックし、完了で設定を保存します。
ヘッドフォン出力の割り当て
下記のリストはNIオーディオインターフェースのどのチャンネルがヘッドフォン出力に使用されているかを示すものです。ヘッドフォンでオーディオ信号をモニターするには、前述したスピーカーを構成...の設定でこれらのチャンネルを選択してください。
デバイス | ヘッドフォン出力 | 備考 | |
オーディオインターフェース内蔵Traktorコントローラ |
Out 3 + 4 |
Traktor Kontrolインターフェース-コントローラは、オーディオインターフェース(マスターおよびキュー出力)を備えたTraktorコントローラーです。例: Traktor Kontrol S8 / S4 / S2 / Z2 / Z1。 | |
Traktor Audio 2 Audio 2 DJ |
out 1/2 または3/4 |
メイン出力として1/2を選択した場合、ヘッドホンを3/4に設定する必要があります。その逆も同様です。 | |
Traktor Audio 6 / 10 |
Out 1 + 2 |
MAIN 1/2(マスター出力)と同じ出力を共有。 | |
Komplete Audio 6 Audio Kontrol 1 |
out 1/2 または3/4 |
ヘッドフォンスイッチを1/2 に設定した場合、マスター出力はヘッドフォン出力にルーティングされるため、追加の設定は特に必要ありません。 | |
Maschine MK3 | Out 3 + 4 | ||
Audio 4 DJ | Out 3 + 4 | ||
Audio 8 DJ | Out 7 + 8 |
Windowsでのオーディオインターフェース設定
Windows10での出力選択
注意:Windows 7/8をご使用の場合は、このガイドと併せて、本記事の最後に添付されているPDFファイルをご参照ください。
- 画面左下にあるWindowsアイコンをクリックし、「サウンドの設定」と入力してEnterキーを押します。
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出力セクションで、ドロップダウンメニューから出力デバイスを選択します。この例では、Komplete Audio 6 MK2のOutput 1/2を選択します:
注意:オーディオインターフェースに複数のチャンネルがある場合、それらは出力デバイスリストに個別に表示されます。ここではシステム出力として使用する出力チャネルを選択してください。
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右側のサウンドコントロールパネルをクリックします:
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サウンド > 再生タブで、システム出力として使用するインターフェースの出力チャネルを選択します。 この例では、Komplete Audio 6 MK2のOutput 1/2を選択しています:
- 選択した出力をデフォルトのシステムオーディオ出力として設定するには、既定値に設定をクリックします。
- 適用をクリックして設定を確認し、OKをクリックしてウィンドウを閉じます。
ヘッドフォンの割り当て
以下のリストは、各NIオーディオインターフェースのヘッドフォン出力で使用されるチャンネルを示しています。ヘッドフォンを介してオーディオ信号を監視するには、上記のようにWindowsのサウンド設定でこれらのチャネルを選択してください。
デバイス | ヘッドフォン出力 | 備考 | |
オーディオインターフェース内蔵Traktorコントローラ |
Out 3 + 4 |
Traktor Kontrolインターフェース-コントローラは、オーディオインターフェース(マスターおよびキュー出力)を備えたTraktorコントローラーです。例: Traktor Kontrol S8 / S4 / S2 / Z2 / Z1。 | |
Traktor Audio 2 Audio 2 DJ |
out 1/2 または3/4 | メイン出力として1/2を選択した場合、ヘッドホンを3/4に設定する必要があります。その逆も同様です。 | |
Traktor Audio 6 / 10 |
Out 1 + 2 |
MAIN 1/2(マスター出力)と同じ出力を共有。 | |
Komplete Audio 6 Audio Kontrol 1 |
out 1/2 または3/4 | ヘッドフォンスイッチを1/2 に設定した場合、マスター出力はヘッドフォン出力にルーティングされるため、追加の設定は特に必要ありません。 | |
Maschine MK3 | Out 3 + 4 | ||
Audio 4 DJ | Out 3 + 4 | ||
Audio 8 DJ | Out 7 + 8 |