iOSデバイス互換のマルチチャンネルオーディオインターフェースを使用している場合は、TRAKTOR DJのマスターとモニターを別々にステレオ出力することができます。この方法によって、1つのデッキをスピーカーで再生しながら、別のデッキをヘッドホンで聴く(プリリスニング、モニタリング、またはキューイングと呼ばれます)という、DJミックスに必須の操作を行うことが出来ます。オーディオインターフェースの互換性に関する詳細はTRAKTOR DJ iOSオーディオインターフェース互換性情報をご参照ください。 この記事では、オーディオインターフェースにTRAKTOR AUDIO 6またはTRAKTOR AUDIO 10を使用した設定例をご案内します。これ以外のオーディオインターフェースをご使用の場合は、次の章をスキップし、その次のTRAKTOR DJでオーディオインターフェースを設定するをご覧ください。
注意:iOSデバイスとNIデバイスとの接続に関する詳細はこちらをご覧ください。また、NIデバイスに最新のファームウェアが適用されていることをご確認ください。ファームウェアアップデート方法に関する詳細はこちらの記事をご覧ください。
TRAKTOR AUDIO 6 / 10を準備する
- サービスセンターまたはNIウェブサイトのドライバーとアップデートより、TRAKTOR AUDIO 6 /10用の最新ドライバをダウンロードし、インストールします。
- TRAKTOR AUDIO 6 /10をコンピュータのUSBポートに接続します。
- こちらの記事:NIオーディオインターフェースのファームウェアをアップデートする方法に従って、TRAKTOR AUDIO 6 / 10のファームウェアをアップデートします。
- TRAKTOR AUDIO 6 /10コントロールパネルを開きます:
- Mac OS: Macintosh HD > アプリケーション > Native Instruments > Traktor Audio 6 / 10 Driver > "Traktor Audio 6 Control Panel" / "Traktor Audio 10 Control Panel"
- Windows: C: > Program Files > Native Instruments > Traktor Audio 6 / 10 Driver > "ta6cpl.exe" / "ta10cpl.exe"
- Channel SetupのStartupタブをクリックします。
- Direct Thruのチェックは外して無効にします。下記のスクリーンショットはiOSでTRAKTOR DJを使用する際の適切なStartup設定を示しています。
重要事項:Direct Thruは必ず無効に設定してください。そうなっていない場合、TRAKTOR AUDIO 6 / 10 の対応するアウトプットチャンネルはTRAKTOR DJの再生に使用できませんのでご注意ください。
TRAKTOR DJでオーディオインターフェースを設定する
このセクションでは、オーディオインターフェースにTRAKTOR AUDIO 6 / 10を使用して、TRAKTOR DJからマスターとモニター(ヘッドホン)各ステレオチャンネルを、別々に出力する設定について説明します。
- こちらの記事の手順に従って、iOSデバイス互換のNIオーディオインターフェースを接続します。
- TRAKTOR DJを起動します。そのオーディオインターフェースの初回接続時、オーディオインターフェース出力を設定するためのパネルが表示されます。
- 左下の小さな歯車マークを押し、TRAKTOR DJのPreferencesを表示します。
- Audio Setupメニューで、Master OutputsとしてOutput 3/4を、Monitor OutputsとしてOutput 1/2を選択します。
- これでTRAKTOR DJのマスター出力はTRAKTOR AUDIO 6 / 10のアウトプットチャンネルAから再生されます。また、TRAKTOR AUDIO 6 / 10のヘッドホン出力を経由して、デッキからのキューをモニタリングすることが出来ます。デッキからのモニタリングを有効にするには、各デッキのヘッドホンマークを押してください。
- TRAKTOR DJ画面上部にあるスピーカーマークを押すと、ヘッドホンから聴こえるMASTERとCUEのバランスとボリュームを調節することができます。