この記事では、Kontaktでパラアウトを作成し、DAWの複数のトラックにオーディオ出力をルーティングする方法を解説します。これは、ボリューム、パン、エフェクトなどのDAWのトラックパラメーターを一つのKontakt音源に使用する場合に便利です。
このガイドに従ってKontaktをパラアウト用に設定してください:
- KontaktのOutputセクションを設定する
- Kontaktで音源ごとに別々のアウトプットを割り当てる
KontaktのOutputセクションを設定する
- Kontaktプラグインをインサートし、WorkspaceメニューのOutputsにチェックを入れ、Outputsセクションを表示します。
- Kontakt画面下部にOutputセクションが表示されます。「+」ボタンをクリックし、Outputsオプションダイアログを表示します。
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このメニューは、追加のKontakt出力チャネルを作成するために使用されます。
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Quantityでは、追加したいKontakt出力チャンネルの数を設定します。
Quantityフィールドをクリックしてマウスを上下にドラッグしてください。 -
Number of channelsでは、Kontakt出力のチャンネル設定を選択できます(モノラルの場合は1、ステレオの場合は2)
この例では、ステレオアウトプットチャンネルを合計8つにするため、Quantityを8に、Number of channelsを2に設定します。
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Quantityでは、追加したいKontakt出力チャンネルの数を設定します。
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Soundcard / Host outputドロップダウンメニューでは、st. 1 [1]を選択します。
- 以下のオプションにチェックを入れます:
- Ascending output assignment
- Delete existing channels before creating new ones
- Make this your default configuration
OKをクリックして確定します。
- ここまでの設定が正しく行われていれば、Output Configuration was saved as defaultというメッセージが表示されますので、OKをクリックします。
これでKontaktのOutputセクションには8つのマスターチャンネルアウトプットが表示され、それぞれがご使用DAWの異なるステレオアウトプットにルーティングされます。
Kontaktで音源ごとに別々のアウトプットを割り当てる
- Kontaktにロードした各音源に別々のアウトプットを割り当てます。ラックにインストゥルメントをロードすると、デフォルトでは最初のステレオアウトプットst.1に自動的に割り当てられます。音源ごとにアウトプットを変更するには、ヘッダーにあるOutputセクションをクリックし、アウトプットを変更してください。この例では、Retro Maschinesをst.2 [2 ch. routed 3|4]という名前の2つ目のステレオアウトプットにに割り当てています。
- ラックにロードしたすべての音源に対してこの設定を繰り返し、それぞれのステレオアウトプットを選択してください。
DAWでのパラアウト設定とルーティング
Kontakt音源の出力を設定し、DAWのオーディオトラックの入力にルーティングします。 Kontakt音源は、これらのオーディオトラックを介して再生されます。
パラアウトの設定処理はホストごとに異なるため、詳細についてはご使用DAWのマニュアルをご参照ください。
以下の記事は、Kontakt音源をそれぞれのDAWの複数のオーディオチャンネルにルーティングするための詳細な手順を提供します: