この記事ではTRAKTOR PRO 2 のMix Recorderを使用して、外部音源を録音する方法をご案内します。このセットアップには少なくとも1つの入力チャンネルを備えたオーディオインターフェースが必要です。
外部音源との接続
外部音源ソースをオーディオインターフェースの物理的な入力に接続する必要があります。この例ではTRAKTOR AUDIO 10を使用します。
- オーディオインターフェースがコンピュータに接続され認識されていることを確認し、TRAKTORを起動します。
- ご使用のオーディオインターフェースの空いている入力端子に外部音源を接続します。この例ではInput Channel A (IN 3-4)を使用しています。
- TRAKTORのPreferences > Audio Setupを開き、Settingsをクリックします。コントロールパネルのChannel Setupが開きますので、インプットチャンネルを適切な入力レベル(Input Sens)に設定します。
- インプットチャンネルにターンテーブルを接続する場合はInput SensをPhonoに設定します。
- インプットチャンネルにCDJ、DJミキサーまたはその他の音源を接続する場合はInput SensをLineに設定します。
注意:TRAKTOR AUDIO 10のInput Channel MAIN (IN 1-2)はLineレベルのみとなります。
インプットルーティング
オーディオインターフェースのインプットチャンネルからの信号をMix Recorderへ送るため、入力ソースを選択する必要があります。
- TRAKTORのPreferences > Input Routingを開きます。
- 入力ソースを割り当てるTRAKTORのチャンネルペアを選択します。この例ではTRAKTOR AUDIO 10のChannel A (Ch A LeftとCh A Right)からの入力ソースをTRAKTORのチャンネルInput FX Send (Ext)へルーティングしています。
注意:デッキを使用していなければ、どのInput Deck *デッキ名*に入力ソースをルーティングすることも可能ですが、Input FX Send (Ext)を使用することをおすすめします。
- 外部音源が入力されると、チャンネルのレベルメーターで信号が確認できます。
Mix Recorder設定
入力信号を録音するには、これまでの手順で設定したTRAKTORのチャンネルを経由して、入力ソースをMix Recorderへ送る必要があります。
- Preferences > Mix Recorderを開きます。
- 外部音源を録音するにはMix Recorderの設定でExternalを選択します。
- External Inputは、オーディオインターフェースの入力チャンネルを割り当てたTRAKTORのチャンネルを選択します。この例ではInput FX Send (Ext)を選択します。
オーディオ信号の録音
これで外部音源の録音が出来る状態になりました。
- TRAKTORウインドウ右上にあるカセットテープのアイコンをクリックして、Mix Recorderを開きます。
- 外部音源が既に入力されており、ここまでの設定に問題がなければ、 Mix Recorderのレベルメーターが振れるのが確認できます。
- 録音レベルはGAINノブで調整可能です。録音レベルが高すぎると、メーターの右端が赤くなりますので、赤くならないようにご注意ください。
- 録音の開始と停止には、 Mix Recorder左下のRECボタンをクリックしてください。
録音したファイルは、TRAKTORブラウザのAudio Recordingsノードに表示されます。録音したファイルの保存先はPreferences > Mix Recorder > File > Directoryで設定可能です。 デフォルトでは、以下のパスに設定されています:
- OS X: Macintosh HD > ユーザ > *ユーザ名* > ミュージック > Traktor > Recordings
- Win: C: > ユーザー > *ユーザー名* > マイ ミュージック > Traktor > Recordings