症状
Massive X(バージョン 1.6.0)を DAW で使用している際、以下の問題が発生する場合があります:
- 数秒ごとに「Undo Morpher X」などのエントリが大量に記録され、DAW の 元に戻す(Undo) 履歴が急速に増加する
- 「直前の操作」が常に Massive X の Animator による更新として記録されるため、意図した操作を元に戻す(Undo)ことができない
- その結果、MIDI ノートの移動やパラメータ調整など、本来取り消したい操作を元に戻す(Undo)ことができない
原因
本問題は、Massive X の Animator モジュレーター によって発生します。Animator の内部における X/Y の動きが、ホスト DAW に対して個別のパラメータ変更として送信されます。その結果、DAW 側ではこれらをユーザーによる操作として認識し、高頻度で 元に戻す(Undo) 履歴に記録してしまいます。
解決方法
1. Massive X をバージョン 1.6.1(またはそれ以降)へアップデートする
本問題は、Massive X 1.6.1 にて修正されています。問題を解決するには、最新バージョンの Massive X をインストールしてください:
DAW を終了します。
Native Access を起動します。
Updates タブを開きます。
Massive X、Massive X Factory Library、およびすべての Massive X Expansion のアップデートをインストールします。
インストール完了後、Native Access を終了し、DAW を再起動してください。
これにより、Morpher Automation 設定を複数の中から切り替えることが可能になります。「No automation」を選択すると、アレンジ作業や詳細な編集を行っている間、ホスト DAW へのオートメーションイベントの送信を防ぐことができます。ミックスの録音を行う際には、必要に応じてオートメーション設定を再度有効にしてください。
設定は以下の場所から変更できます:
2. 編集時は Animator を無効にする
旧バージョンをご使用の場合や、特定のプリセットで問題が継続する場合は、以下をお試しください。
- DAW 上でアレンジ作業や詳細な編集を行う際は、Animator(Animator タブ内の電源アイコン)をオフにしてください。
- 録音やミックスを行う際にのみ、再度オンにしてください。
3. トラックをレンダリング/フリーズする
該当トラックのサウンドデザインが完了している場合は、オーディオトラックとして書き出すことも可能です。
- Freeze/Flatten(Ableton):トラックを右クリックし、「Freeze Track」を選択します。
- Render in Place(Cubase/Studio One):「Render in Place」機能を使用して、MIDI をオーディオへ変換します。
- Bounce to Disk(Logic/Pro Tools):トラックのオーディオを書き出します。
この方法が有効な理由:トラックがオーディオ化されることで、プラグインは実質的に動作しなくなり、元に戻す(Undo)履歴へ新たなデータが送信されなくなります。
注意:この操作は不可逆(元に戻せない)です。MIDI やシンセ設定を保持するため、事前にトラックを複製してバックアップを作成することを推奨します。