この記事では、Ableton LiveにMASCHINE MK3コントローラーのインテグレーションを設定する方法について解説します。
システム要件: Maschine 2.7.4 / Ableton 9.6(もしくはそれ以降)
注意:Maschine MK3レガシーテンプレートを使用する場合や、他のMASCHINEコントローラ用にAbleton Liveを設定する場合は、こちらの記事をご参照ください。
MIDI Remote Scriptsのインストール
このセクションでは、MASCHINE MK3 MIDIリモートスクリプトをAbleton LiveのMIDIリモートスクリプトディレクトリにコピーする方法をご案内します。これにより、Ableton LiveはMASCHINE MK3をコントロールサーフェスとして認識することができます。
Mac
- Ableton Liveが起動していないことをご確認下さい。
- 以下のフォルダを参照して下さい: Macintosh HD > ライブラリ > Application Support > Native Instruments > Host Integration > Ableton Live
- 「_NativeInstruments」フォルダと「Maschine_Mk3」フォルダの両方を選択(コンピュータのキーボードのcmdキーを押しながらクリックすることで複数選択が可能です)した上で右クリックし、2項目をコピーを選択します。
- アプリケーションフォルダ内にあるLiveのアイコンを右クリックし、コンテキストメニューからパッケージの内容を表示をクリックします。
- Ableton Liveパッケージ内で、Contents > App-Resources > MIDI Remote Scriptsフォルダを辿ります。
- 先ほどクリップボードにコピーしておいたフォルダを、この「MIDI Remote Scripts」フォルダ内にペーストします:
Windows
- Ableton Liveが起動していないことをご確認下さい。
- 以下のフォルダを参照して下さい: C: > Program Files > Common Files > Native Instruments > Host Integration > Ableton Live.
- 「_NativeInstruments」フォルダと「Maschine_Mk3」フォルダの両方を選択(コンピュータのキーボードのCTRLキーを押しながらクリックすることで複数選択が可能です)した上で右クリックし、コピーを選択します。
- Ableton Liveのインストールディレクトリ内にあるMIDI Remote Scriptsフォルダを開きます。デフォルトの場所は以下となります:C: > ProgramData > Ableton > Live 9 / 10 > Resources > MIDI Remote Scripts
注意:ProgramDataフォルダは隠しフォルダになっています。Windowsで隠しファイル/隠しフォルダを表示する方法につきましては、こちらの記事をご参照ください。
- 先ほどクリップボードにコピーしておいたフォルダを、この「MIDI Remote Scripts」フォルダ内に貼り付けます:
MASCHINE MK3テンプレート用にAbleton Liveを設定する
MIDIリモートスクリプトを正しい場所にインストールした後、Ableton Liveの環境設定でMASCHINE MK3をコントロールサーフェスとして有効にする必要があります。
- Ableton Liveを起動します。
- Ableton Liveの環境設定から、Link / MIDIタブを開きます。
- 空のコントロールサーフェススロットのドロップダウン・リストからMaschine Mk3を選択し、割り当てます。
- Maschine Mk3コントロールサーフェスのInputとOutputの両方をNoneのままにします。
MASCHINE MK3コントローラーをAbleton Liveコントローラーに切り替える
Maschine Mk3がAbleton Liveのコントロールサーフェスとして設定されていれば、後はコントローラーをAbletonに切り替えるだけです。
- これは、MASCHINEインスタンスが存在しない場合に自動的に行われます。
- MASCHINEインスタンス(プラグインまたはスタンドアロン)が存在する場合は、コントローラーのSHIFT + PLUG-INを同時に押して、Instanceページにアクセスし、 インスタンスとして「Ableton Live」を選択します。