MASCHINE 2.8.0およびKOMPLETE KONTROL 2.1.0のリリースには、3つの重要な変更が含まれています:
- KOMPLETE KONTROLライブラリに、FactoryとUserのSampleコンテンツが追加されました。
- 両アプリケーションのブラウザでは、SampleコンテンツがLoopsとOne-shotsの2つのタブに分けられています。
- Factory Instruments、FX、およびSamplesは新しいNKS 1.5スタンダードタグにアップデートされ、ブラウザは新しい標準タグの構造を反映するように再設計されました。
NKS 1.5スタンダードタグについて
以前のタグは、Type、Sub-Type、Sub-Sub-Typeの3つのレベルがありましたが、新しいNKS 1.5タグの分類では、サンプルのサブタグのレベルが減っています。NKS 1.5では、TypeとSub-Typeが「Characters」と共に表示されるようになりました。このため、MASCHINEとKOMPLETE KONTROLの最新バージョンでは現在Sub-Sub-Typeタグにアクセスすることはできません。
ブラウザからこれらのタグにアクセスすることはできませんが、ファイルやデータベースには残っており、削除されてはいません。弊社ではこれらの古いSub-Sub-TypeタグをSub-Typesまたは「Characters」に再マッピングして再度使用できるようにするための解決策に取り組んでいます。
User Samplesについて
ライブラリ内のUser Samplesは再マッピングまたは再分類されていません。すべてのUser Samplesは現在、LoopまたはOne-shotとしてタグ付けされているかどうかに関わらず、ブラウザの「All One-shots」タブに表示されます。そのため、Userライブラリでは、新しい「One-shots」タブは前バージョンのMASCHINEにおける「Samples」タブと機能的に同等です。
「All One-shots」タブを選択すると、通常どおりLoopsまたはOne-shotsに移動し、追加のsub-typeタグを選択してサンプルリストをさらに絞り込むことができます。
User Loopsを新しいAll Loopsタブに手動で移動する方法
必要に応じて以下の手順ですべてのLoopsサンプルを、ブラウザの新しいAll Loopsタブに手動で移動できます:
- ブラウザの右上にあるUserアイコンをクリックし、Userライブラリを表示します:
- All One-shotsタブをクリックし、すべてのサンプルを表示します。
- ファイルリスト上部にあるLoopsタグをクリックし、Loopsとしてタグ付けされたサンプルのみを表示するようにリストをフィルタリングします。
- キーボードのCtrlキーを押しながらリスト上のサンプルをクリックし、全選択します。次に、ブラウザ右下にあるEDITボタンをクリックしてタグエディタを開きます。
- タグエディタ上部にあるGENERALタブをクリックします。
- Content Typeドロップダウンメニューで、Loopを選択した上でAPPLYをクリックします。
これで、すべてのLoopsがUserライブラリのAll Loopsタブに移動します。
LoopsとOne-shotsを別々のContent Typeに分離することで、MASCHINEとKOMPLETE KONTROLはテンポ同期の試聴やAudioプラグインへの自動ロードのような特定の自動機能のための「Loops」タグに依存しなくなりました。これらの挙動を決定するのはサンプルの「Content Type」となり、残りの「Loops」タグと「One Shots」タグは、以前使用していたタグ付け構造を維持するためのものとなります。