Cubaseにおいて、Native InstrumentsソフトウェアはVSTプラグインインターフェースを経由して使用するものとなります。CubaseでNIプラグインを使用するには、NIプラグインが格納されているフォルダをCubaseにスキャンさせる必要があります。この記事ではOS XとWindows、両方のシステムでこれを行う方法を解説します。
注意:Cubase 9は32ビットプラグインと互換性がありません。この記事では、64ビットVSTプラグインについてのみの解説となります。
macOS
Macコンピュータにおいて、VSTファイルは自動的に適切なフォルダにインストールされるため、NI製品をインストールする際にVSTフォルダを設定する必要はありません。VSTプラグインフォルダは以下の場所に格納されます:
- Macintosh HD > ライブラリ > Audio > Plug-Ins > VST
Cubaseは起動時に毎回このフォルダを自動的にスキャンして、インストールされている新しいプラグインを認識します。
Windows
NI VSTプラグインのインストール
- C: > Program Files > Common Files > VST3
VST2プラグインは、ハードドライブ上の任意の場所にインストールできますが、Native Access によって提供されるデフォルトのインストールパスを使用することを強くお勧めします:
- C: > Program Files > Native Instruments > VSTPlugins 64 bit
VSTプラグインを別の場所にインストールしたい場合は、こちらの記事で解説するように、インストール前にNative Accessでパスを設定することができます。
Cubase 9(もしくはそれ以降)にNIプラグインフォルダを追加する
Cubase 9(もしくはそれ以降)にNI VSTフィルダを追加するには、以下の手順に従ってください:
- Cubaseを起動して、スタジオメニューからVSTプラグインマネージャーを選択します。
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VSTプラグインマネージャーウィンドウの左下にある歯車アイコンをクリックして、プラグインマネージャー設定を開きます。
- プラグインマネージャー設定ウィンドウで、+ボタンをクリックします。
- ハードドライブ上のプラグインが格納されているフォルダを選択してOKボタンを押します。下図の例ではデフォルトのNative Instruments 64ビットプラグインフォルダであるVSTPlugins 64 bitフォルダを選択しています。
- Cubaseのプラグインパスとして、新しいパスがリスト表示されました。リストされたフォルダを選択した上で、リスキャンボタンを押します。
- Cubaseで新しいプラグインが認識されたことが通知されます。OKを押して進みます。
- プラグインマネージャーウィンドウにNIプラグインがリスト表示されました。Reaktor、Kontakt、MaschineのようなインストゥルメントはVSTインストゥルメントタブに表示され、Guitar Rig、DriveなどのエフェクトはVSTエフェクトタブに表示されます。
プラグイン情報
プラグインマネージャーウィンドウでは、インストールされているプラグインの技術的な問題のトラブシューティングの際に役立つ情報も確認できます。NIプラグインの情報を確認するには、以下の手順に従ってください。
- リスト上で情報を確認したいプラグインの名前をクリックした上でプラグインマネージャーウィンドウの左下にあるプラグイン情報を表示(info)ボタンをクリックします。下図の例では、Kontakt 5プラグインの情報を確認しています。
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プラグイン情報の項目では、プラグインの正確なバージョン番号や、プラグインをロードする際にCubaseが使用しているパスなどの有益な情報が確認できます。この項目は例えば、プラグインバージョンがスタンドアロンバージョンと一致しているか確認する際などに役立ちます。インストール済み製品のバージョン番号は、Native Accessでもご確認いただけます。