この記事ではFL Studio 20でNative Instrumentsプラグインをインサートする方法をご案内します。含まれる内容は以下となります:
- インストゥルメントプラグイン(例:Massive、Kontaktなど)をプラグインチャンネルにインサートする
- エフェクトプラグイン(例:Raum、Guitar Rig 5など)をエフェクトインサートスロットにインサートして、オーディオ信号をMixerのインサートトラックに割り当てる
注意:一部のNI製品はインストゥルメントとしてもエフェクトプラグインとしてもインサート可能です。(例:Absynth 5 / Absynth 5 FX など)
注意:FL Studio 12(もしくはそれ以前)をご使用の場合は、こちらの記事をご参照ください。
Macユーザー向けの情報:FL Studio 20では、Mac環境においてAudio Units(AU)を使用する機能が導入されました。 ただし、以下の理由から可能な限りVSTを使用することをお勧めします:
- プロジェクトの共有 - Windowsユーザーとプロジェクトを共有する場合、Audio UnitsはWindowsでは利用できないため、VSTバージョンのプラグインを使用する必要があります。
- MIDI out - AUは、他のプラグインへのMIDI出力をサポートしていません。
NIインストゥルメントプラグインをインサートする
- FL StudioのBrowserで、Plugin databaseアイコンをクリックします。
- Browser内で、Plugin database > Installed > Generators > VSTを参照します。ここにインストール済みのNIプラグインを含む、すべてのVSTプラグインがリスト表示されます。
注意:プラグインが表示されない場合は、こちらの記事をご参照の上、FL Studioでプラグインを管理する方法をご確認ください。
- 使用したいプラグインを右クリックして、コンテクストメニューからOpen in new channelを選択します。下図の例ではMassive Xを選択しています。
- FL StudioのChannel rackにMassive Xがロードされました。オーディオ出力は自動的にFLStudioのマスター出力に割り当てられます。Channel rack上でNIプラグインの名前をクリックすることで、プラグイン画面の表示と非表示が切り替えられます。
NIエフェクトプラグインをインサートする
エフェクトプラグインはMixerのInsertトラックにロードする必要があります。そうすることでNIプラグインがロードされているChannelをこれらのInsertトラックに送信することができます。下図の例では、MixerのInsertトラックの一つ目のインサートスロットにインサートエフェクトをロードし、プラグインの信号をこのMixer Insertトラックに割り当てます。
- コンピュータのキーボードのF9キーを押して、FL Studioのミキサーを表示します。新しいMacコンピュータでは、タッチストリップのfn(function)+ F9を押します。
- エフェクトをロードしたいInsert mixerトラックをクリックして選択します。ここではInsert 1チャンネルが選択され、緑色で強調表示されています。
- Mixerの右側ではエフェクトプラグインのInsert Slotが確認できます。Insert Slotが表示されていない場合は、キーボードの「Ctrl + Enter」(Macでは「Command + Enter」)を押します。
- FL StudioのBrowserで、Plugin database > Installed > Effects > VSTを参照します。ここにインストール済みのNIエフェクトを含む、すべてのエフェクトがリスト表示されます。
- エフェクトプラグインを空のインサートスロットにドラッグ&ドロップします。下図の例では、Slot 1にRaumをロードしています。
- Channel rackでMixer Track Routingボタンをクリックしたままマウスを上下にドラッグして、チャンネルを送信したいインサートスロットを選択します。 下図の例では、一つ目のインサートトラックをMassive Xに送信しています。
- Massiveから送信されるオーディオ信号が、RAUMがロードされた一つ目のインサートトラックで処理されます。 Insert Mixerトラックは順番通りにFL Studioのマスター出力に割り当てられます。プラグイン名の右にあるFX wet mixボタンで、エフェクト処理信号の量をコントロールすることができます。