症状
DAWでKontaktを使用する際、出力(st. 1)しか表示されず、複数の音源を個別の出力に割り当てることができない。
原因
Kontaktの出力設定が破損しているか、別の誤った設定で保存されている。
解決策
この問題を解決するには、Kontaktのオーディオ出力設定を含むデフォルトフォルダを削除する必要があります。これを行うには、以下の手順に従ってください:
- 以下のフォルダを参照します:
• Windows: C: > ユーザー > *ユーザー名* > AppData > Local > Native Instruments > Kontakt
注意:「AppData」は隠しフォルダです。Windowsで隠しフォルダを表示する方法については、こちらの記事をご参照ください。
• macOS: Macintosh HD > ユーザ > *ユーザ名* > ライブラリ > Application Support > Native Instruments > Kontakt
注意:ユーザーディレクトリのライブラリフォルダは隠しフォルダとなっています。ここへアクセスするには、Finderのメニューの移動をクリックし、オプションキーを押すとドロップダウンメニューから選択できるようになります:
- デフォルトフォルダをデスクトップに移動します。
- Kontaktをスタンドアロンアプリケーションとして起動します。これにより、削除されたデフォルトフォルダが再作成され、出力設定がデフォルト設定にリセットされます。
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Kontaktアプリケーションを閉じてDAWを開き、Kontaktプラグインをインサートします。下図の例では、KontaktをVSTとしてAbleton Live にインサートしています。この手順は他のDAWでも同様です。
重要事項:このステップは現在、ProToolsでは実行できません。操作を続行するには別のDAWを使用し、その設定をAAX用に保存する必要があります。Kontaktチームはこの問題を認識しており、現在修正に取り組んでいます。
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KontaktプラグインでOutputsセクションが表示されていない場合は、有効にします。
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+アイコンをクリックして新しい出力を作成します。この例では、7つのStereo(2チャンネル)出力を作成しています。Stereo出力1と2はデフォルトで既に作成されているため、Soundcard / Host outputは3つ目の項目、この場合ではKt. aux 1 [1]から始まるように設定されています。すべての出力は昇順で生成、整理されるため、出力3|4, 5|6と作成されます。OKをクリックして変更を確定してください。
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最後に、Presets / Batch Configurationをクリックし、Save current output section state as default for > All formats、あるいはこの設定を保存したいフォーマットを選択します。もしくはSave output section preset as...を選択し、この設定をプリセットとして保存して、後でロードすることもできます。
これで、複数のライブラリを異なる出力に割り当て、DAWで個別にミックスすることができるはずです。このトピックの詳細については、以下の関連記事の下にリンクされている記事をご参照ください。